世界救世教、岡田茂吉、御神書、御論文、明主様

結核の正体

注射療法に就て

最近、ツベルクリン注射による陰性者に対し、B・C・Gなる注射をすれば非常な好結果を挙げるといひ、当局は一般的に施行する事になったといふ事である。そうして此注射は陽性者には効果なく、陰性者に限り効果あるといひ、効力期間は一ケ年としてある。再三...
結核の正体

顕微鏡検査

顕微鏡検査とは、勿論結核菌の有無を知る方法である。それは結核菌は感染するといふ学説の為であり、従而、保菌者を開放性といひ最も恐れ、隔離の手段を執るのである。然るに、私は結核は絶対に伝染しないものである事を敢て断言する。それに就て私は約二十年...
結核の正体

レントゲン写真

医診に於ては、結核を知る方法として、レントゲン写真の撮影を重要視してゐるが、之に就ても甚だしい誤謬である事を指摘してみよう。レントゲン写真に顕はれたる胸部の雲翳の有無によって、医家は結核非結核の断定を下すが、一体此雲翳なるものは如何なるもの...
結核の正体

血沈

血沈とは勿論血液の沈降速度の速いか遅いかを知る方法であって、沈降速度の速い程濁血であり、その重量による為である。医学に於ては速度十ミリ以上を濁血となし、十ミリ以下を浄血としてゐるが、ただ之だけならば私のいふ濁血者浄血者を機械的に測定する一の...
結核の正体

ツベルクリンの注射

ツベルクリン注射の結果、陽性及び陰性の症状を呈するのは如何なる理由であるかを説いてみよう。前項に述べた如く、人体は不断に浄化作用が行はれつつあるものであるから、偶々急激に異物又は毒物等が注入された場合、その局部に速かに浄化作用が発生する。そ...
結核の正体

食欲不振と羸痩

結核患者が最も恐るるものは食欲不振である。この原因に就て詳細述べてみよう。医療は食欲を増進させようとし、消化薬の連続服用を奨めるが、これが最も悪いのである。何となれば消化薬によって一時は食欲は増進するが、それを持続するに於て、漸次胃が弱るの...
結核の正体

血痰及び喀血

結核患者が最も恐るるものに血痰がある。故に一度血痰をみるや、急に不良化する場合が往々あるのである。然るに、私が多くの経験によって知り得た所によれば、血痰は肺臓内から出るといふ事は極稀であって、大抵は肺臓以外即ち腋窩肋骨部、扁桃腺の外部の位置...
結核の正体

咳嗽と喀痰

喀痰とは、溜結毒素が発熱の為に溶解した液体毒素であり、それを吸出するポンプ作用としての咳嗽である事は曩に述べた通りである。之に就て今一層詳しく述べてみよう。抑々溜結毒素なるものは、人体如何なる局部に成立するやといふに、その原則としては神経を...
結核の正体

微熱

結核の前駆としての微熱の原因に就ては、再三述べた通りであるが、実例によって今一層詳説してみよう。結核患者が長時日の安静療法によって無熱になる事は、浄化作用が全く停止されたからである事はいふ迄もない。然るにその場合、偶々患者が精神的にか又は肉...
結核の正体

睡眠不足

睡眠不足が結核の原因となるといふ事は、何等意味をなさない解釈である事を述べてみよう。何故医学は右の如く誤ったかといふ事を想像してみるに過労と同一の考へによるのであらう。即ち再三述べた如く、人体は運動によって浄化熱が発生するものであるから、睡...