地 上 天 国 誌

左の記録は、顧問大先生が、吾等の随時の質問に解答を与えられた無数の御垂示の筆録中よりの抜萃である。

大先生には毎日約一時間、別院に参集する教師、教導師、信者等の質疑事項に対し解明せられる時を与えられてゐる、そうして古今未顕の観音の教を懇切に開示せられ、神幽現三界に渉つての真理を能ふ限り把握せしめ、大覚者として地上天国建設に有用なる人材を養成せんと努めておられる。その筆記の山積せる中より適宜に抜記して、御著書「信仰雑話」「霊界叢談」等の補助的資料に供し、併せて救道の綱ともならむ事を期し此欄を設けた次第である。

質疑の範囲は単に信仰上の問題のみに限定せられず宗教・天文・地文・政治・経済・教育・科学・芸術・哲学・易学・農業等は固より人生百般の問題に渉り、根本の真理を開示せられる。如何なる難問も快刀乱麻を絶つ如く、鮮やかに即断せられ迷雲は一掃されて剰す所もない。机上に累(カサ)なる質問数の多少に拘はらず、当意即妙、水の流るる如く何等の遅滞なく処理せられ、極めて明確に徹せしめられる。

その御言辞は極めて温(オダ)やかで、無学者にも解し得る簡易平明さであるが、又極めて徹底的で些かの曖昧さもなく、天日の輝く如き光明を有つて魂に滲透する。皮肉とかいぎやくに富み時に爆笑を発せしめ常に春風和煕の陽気に包まれる。列座の者みな謎は解明され、悩みより解放され、安心立命、不知不識天国に遊ぶ思ひに浸り、魂の勇躍を覚えるのである。   その自湧的神智の深遠洪大、到底人智の測り得る処ではなく、自由無碍なる観音妙智の輝きをマザマザと眼前に拝せしめらるる所である。即ち題して「妙智の光」と称ふる所以である。

・「地上天国誌」創刊号~第10号

・「地上天国誌」第11号~第20号

・「地上天国誌」第21号~第30号

・「地上天国誌」第31号~第40号

・「地上天国誌」第41号~第50号

・「地上天国誌」第51号~第54号