「地上天国誌」第51号~第54号

【お伺】弟春夫儀(二十九歳、二十三年十二月入信)入信当初は腰椎カリエスを固めた痕に浄化を戴き動けなくなりましたが、お蔭様にて楽にして戴き、仕事もできるようになりました。一昨年八月下旬に再浄化を戴き、リューマチスのように痛みましたが、除々に薄らぎ松葉杖に頼って歩行できるようにして戴きました。去年五月から右大腿部に膿が溜り始め、歩行もできなくなりました。八月中旬には化膿し多量の排膿がありましてより穴は順に増えて三カ所十穴位になり今も出続けております。ところが十二月頃より膿の出が少くなって疲労が酷くなり、起きてはおれなくなりました。その頃より排尿量も少くなり、二月上旬より腫れ始め、四月上旬には全身的に浮腫み、同月中旬にはもうだめかと思われる位でありましたが、御守護を戴きまして除々によくなり、六月上旬には排尿量も増えて下痢も屡々あるようになりました。当然死より他にないと思われますようなところをお救い戴きまして、有難うございました。伏して御礼申し上げます。なお現在はまだ寝たままでありまして、頭痛と目眩に悩んでおり、額の中心一寸位が白くなり(数日前より)そこは特に熱が高く、そこを浄霊致しますと頭の気持がよくなります。又大小便は起上れません故、取っております。食欲は普通で衰弱はあまり致しておりません。右様の状態は如何なる理由によるものでございましょうか、その原因ならびに浄霊個所を御教え賜わりたく、伏して御願い申し上げます。

【御垂示】この位の質問は中京教会の会長に聞けば分る。

………………………………………………………………

【お伺】最近結婚致しまして、分家致しましたので新たに先祖の位牌を御祀りしたいと思いますが、私の家も妻の家も代々神道でございますが、やはり神道にて御祀りすべきでございましょうか、或は仏壇に黒塗りの位牌でよろしゅうございましょうか。又黒塗りの位牌でお許し頂ける場合神道では、戒名をつけませんが、位牌に記す名前は、神道の仕来り通り何々之命之霊位でよろしゅうございましょうか。右御垂示賜わりたく、謹んで御伺い申し上げます。

【御垂示】神道で御祀りすればいい、従って御屏風観音様は御祀りしなくてもよろしい。

………………………………………………………………

【お伺】二十六年九月、大黒様を御祀りさせて頂きました。過日はたきをかけておりますと槌が落ちましたので初めて折れているのを発見致しました。誠に申訳なく深く御詫び申し上げます。今後如何させて頂きましたらよろしゅうございましょうか。謹んで御伺い申し上げます。

【御垂示】元通りに直せばいい。

………………………………………………………………

【お伺】未信者藤沢フミ(三十四歳)の長女道子(十歳)は出産時仮死状態にて産婆が人工呼吸や、振り動かして一時間程にてようやく息を始めたような状態でありまして、生後三年は病弱にて医薬に頼っておりましたが、手足が不自由にてとうとう歩行できないことが分り、医科大学やら色々方法をやりましたが、遂に治らず今日に及んだのでございます。医者は小児麻痺ともいい又頭が悪く頭からくる麻痺だから治らないといわれたとのことでございます。手足は曲げることも物を持つこともできるのでございますが、立つことができず蛙のようなかっこうでいざり動くのでございます。只今は三歳程度の頭脳で口もよくきけません。五月三十日から御浄霊を頂くようになりましてから立つこともできるようになり、只今では物につかまり歩くようになり、腰も伸びるようにして頂く御守護を戴き大変喜んでおります。右は霊的でございましょうか、又御浄霊の急所御教え下さいますよう御願い致します。

【御垂示】短時日にそれだけ快くなれば、それでいい筈である。

………………………………………………………………

【お伺】謹んで御伺い申し上げます。

(一)本年四月十四日渡米致しました資格者、田中秀明(二十八歳、二世)よ  り、大黒様を送って戴きたいとのことでございますが、如何致しましたらよろ  しゅうございましょうか御伺い申し上げます。御神体は在日中に拝受、現在カ  リフォルニヤ州にて御奉斎させて戴いております。

(二)私事支部の御用をさせて戴いている者でございますが、去る六月下旬の大  雨に床の間に雨漏がし、大黒様の槌を濡し誠に申訳ございません。如何お詫び  させて戴いたらよろしゅうございましょうか、謹んで御伺い申し上げます。

【御垂示】(一)送るのは結構だ。

  (二)大黒様に御詫びすればいい。

(地天五十一号  昭和二十八年八月二十五日)

………………………………………………………………

昭和二十八年十一月号

【お伺】私の家は孫ミキ子(一歳)の外全員七名入信さして戴き特別大光明如来様、千手観音様を御奉斎さして戴き現在支部として御用さして戴いております。長男和成(旧名範夫)は昭和二十二年五月入信致し、中教師の御資格を戴き鹿児島県鹿屋市鹿屋出張所にて御用をさして戴いておりましたが、昭和二十七年春季大祭の御参拝より帰りまして四月十五日より胃潰瘍の御浄化を戴き八月十一日に帰幽致しております。今度四男英夫(九歳)が三月二十日頃より風邪の御浄化を戴き咳がひどく、四月の初め中教会長先生より御浄霊を戴き咳も止りましたが、食欲が余りなく呼吸が苦しくなって参りましたので、四月二十日より休学致しました。五月五日御面会に参拝さして戴き御守護戴きまして大分楽になりましたので、十一日十二日と通学致しましたが、又苦しくなりましたので休学致しました。六月二日より浄化が強く寝込む様になりました。咳がひどく熱も三十八、九度位で全身に汗が出ておりましたが、七月七日、会長先生の御浄霊にて咳と熱は同じでしたが、汗が首から上だけ出るようになりました。呼吸の苦しみは続きました。現在食欲が少く、一食茶碗で軽く一杯三食食べておりますが、大変衰弱致しておりますが、気分のよい時は床を離れて家の中で坐って遊んでおります。御浄霊は一日三回(一回三、四十分位)主に肩、延髄、頭、耳下腺附近を入念に腰部も御浄霊致しますが、時折(一日三回位)下腹部の痛みも浄霊致します。腎臓部には拇指の先位の固結があります。肩が固く耳下腺附近にも固結があり、御浄霊致しますと咳が酷くなり、唾液の中に寒天の様な痰を相当出します。この子供は一寸他の子供と違っておりまして、六月の浄化のひどい時に曾祖父(養子)の実家と曾父(養子)の実家私(養子)の実家に御屏風観音様の御奉斎をさして頂きました。又二十七年三月の御浄化を戴きました時は、特別大光明如来様の御奉斎をすすめて、私が承知致しますと治まりました。又私に使う言葉も「お前がああしようこうしよう」と御用の事は子供と思えぬ徹底した事を言います。家内一同お任せし只管お縋りしております。子供の浄化は霊的関係がございましょうか、又御浄霊の個所は今の所で宜しゅうございましょうか、御垂示賜わりたく右謹んで御伺申し上げます。

【御垂示】貴方は間違っている事をしていた。それは支部に特別大光明如来様を御祀りするのは間違っている。特別大光明如来様は中教会以上でなければ理屈に合わないからである。従って早速御詫びをして、大光明如来様と替えればいい。そうして特別大光明如来様の御軸は、時期の来るまでお粗末のないよう大事に蔵っておけばいいのである。今一つは浄霊に出来るだけ力の入らないようにする事と、急所を外れないようにする事である。

………………………………………………………………

【お伺】私は沖縄の片田舎に生まれ大正十四年に神戸に参りました。昭和二十四年二月、一家入信させて頂き、光明如来様を御奉斎させて頂いております。

(一)沖縄の本籍は戦争の為役場もなく、無戸籍状態になりましたので、その時  に改姓致しております。理由と申しますのは歴代を調べてみますと旧姓の知念  の姓は女の方の姓でございますので、一門会議の結果、戸籍面から根本的に男  の方の真謝姓に改姓致しております。仏壇には現在真謝家先祖代々の位牌を真  中に同じ段のその前に知念家先祖代々の位牌をお祀りさせて頂いております  が、それで宜しゅうございましょうか。

(二)沖縄の私の故郷の風習と致しまして、死後俗名(沖縄の宗旨はございませ  ん)にてお祀り致しておりますが、現在私の方では、神戸の浄土宗のお寺さん  に戒名を附けて頂いておりますが、それで宜しゅうございましょうか。なお現  在お仏壇には父母と長兄、姉三名、私の水子二名、甥、妻の母をお祀りさせて  頂いております。右御教示の程御願い申し上げます。

【御垂示】別段何事もなければそれでよろしい。

………………………………………………………………

【お伺】謹みて御伺い申し上げます。長女エミ子(四歳)本年四月十日朝より突然激痛と共に首が左に曲り、左肩につく程になり一カ月半程支部に御浄霊戴きに通いました。御守護によりまして、曲った首も半分程のびて参りましたが、それ以後は昼は遊んでおりますが、夜寝る時と朝起きる時に激痛があり、最近は曲った首も寝ている間にすっかりのびまして、起きると激痛が参り四十分から一時間許りで痛みと共に首が曲り、曲り終ると痛みもなくなり遊んでおります。この子は生後六カ月ばかりの頃、全身に吹出物を出し約一週間ばかり通院、ペニシリン一本、薬名不明の注射数本うって貰いました。生来太り過ぎで心臓も余りよくないようでした。妻が入信をお許し戴きましてより漸次丈夫にならして戴き、その後私も入信のお許しを戴きました。御神体様の御奉斎は家が余り小さいので未だお許し戴けないでおりますが、御屏風観音様の御奉斎はお許し戴いております。私は先妻と離婚、今の妻と一緒になりましたが妻の先夫は戦死致し、妻との間に女の子が一人あり先夫の実家にて養育致しております。妻の先夫の遺骨は、最初先夫の本家の墓地に埋骨さして戴いておったそうですが、後に分家である先夫の正統の墓地に移さして戴いた由です。妻は先夫出征中、ふとした事から過ちを犯し姙娠致し、産めない子であるからとて三カ月で人工流産した事があるそうです。入信のお許しを戴きましてその間違いと罪を御教え戴き、性別が不明ですので工藤初美として私の家の仏壇にお祀りさして戴いております。妻の先夫のお位牌は私の仏壇にもお祀りさして戴いております。長女エミ子のお浄霊は脳天、後頭部、頸の廻り、延髄、肩及び腎臓部をさせて戴いております。エミ子のお浄化は如何なる原因によるものでしょうか。御浄霊は何処に重点をおいてやらして戴いたらよいでしょうか。右御垂示賜わりたく謹んで御伺い申し上げます。

【御垂示】原因は薬毒である。重点は首の曲る個所。

………………………………………………………………

【お伺】大光明如来様、御屏風観音様を御奉斎させて戴いております信者、沢口要次郎の次女節子(二十三歳)でございますが、去る七月二十三日支部に御浄霊に参りましての帰途御守様(光明)をお落し致しましたのを気附かずに帰宅致し、帰宅後直ぐそれに気がつき申訳なさに心から御詫び申し上げつつ、帰って来た道をお探しさせて戴いたのでございますが遂に見当りませんでございました。その足で直ぐ支部に参り御神前にて深く御詫び申し上げまして、私にその事を御報告下さいました。支部責任者の私としましてこの様な事故を起させました事は誠に申訳ない次第でございます。茲に謹んで深く深く御詫び申し上げます。  本人と致しましては御許し戴けるようでございましたら再度光明の御守様を拝受させて戴きとうございますとお願い致しておられるのでございますが、再度の御取次が御許し戴けるのでございましょうか、茲に謹んで御伺い申し上げます。

【御垂示】節子さんの入信の年月日知らせなさい。

………………………………………………………………

【お伺】私事、昨年十月十四日突然脳溢血の御浄化をいただきまして左半身不随にて、大小便の機能が全くございませんでした。御浄霊をいただいておりますうちに、感覚がつくようにならせていただきまして誠に有難うございました。小便の方は一カ月ほど前までは一時間位持つ程度でございましたが、只今では多量で無感覚に出て、とても薬くさくなりました。それから左の手足がつり、腹部が痛む事が度々でざいます。御浄霊の個所御教示賜わりたく謹んで御伺い申し上げます。

【御垂示】中風に就いての説明は御神書にあるからそれを見れば分る。

(地天五十四号  昭和二十八年十一月二十五日)