御論文体系化計画

御論文体系化計画

肝臓、胆嚢、膀胱の結石

結石に就いてかいてみるが、最も多いのは胆嚢結石であって、之は胆嚢の中へ石が出来るので、その石が胆汁と共に胃に向って流入せんとする際、輸胆管通過が困難なのでそれが堪へられない激痛となるのである。従って医師も特に治療困難な病気としてゐる。近来細...
御論文体系化計画

喘息

喘息に関しては、医学では全然判ってゐないのである。といふのは医学に於ける喘息の説明は、殆んど問題になってゐないからである。ヤレ、アレルギー疾患だとか、迷走神経の緊張だとか、神経過敏性とか、そうかと思へば食物とか、土地とか、中には部屋の構造、...
御論文体系化計画

肋膜炎

肋膜炎は、医学でも言はれる如く、肺を包んでゐる膜と膜との間に水が溜るので、之が湿性肋膜炎と言ひ、膿が溜るのを化膿性肋膜炎と言ひ、何も溜らないのに膜と膜との間に間隙を生じ、触れ合って痛むのを乾性肋膜炎と言ふのである。一番多いのは湿性肋膜炎であ...
御論文体系化計画

腎臓の役割

腎臓といふものは「物を洗ふ水の働き」をするものであります。それで、心臓が熱を吸収して毒素を燃焼すると灰が出来るから、その灰の如なものを水で洗って流す。それが腎臓の役目である。ですから、毒物に中(アタ)ると、非常に下痢をしたり、小便が沢山出る...
御論文体系化計画

胃病がつくられるまで

今日、胃病といふ病気になるのは、殆んど全部が薬の中毒といっていい位である。消化不良とか胸焼、胃酸過多、アトニー、胃痛などいろいろありますが、原因は一つで、最初は食物がもたれたり、不消化であったり、胃が痛んだり、胸が焼けたりする。然らば、それ...
御論文体系化計画

心臓の役割と脈の見方

人体の機能中、最も重要であるのは、心臓であって、機能中の王者と言うべきものである。従って心臓機能の本体が根本的に判らない限り、真の病理は確立する筈はないのである。医学に於ても他の臓器は手術が出来ても心臓は出来ないにみても肯れるのである。処が...
御論文体系化計画

薬毒の害

前項に説いた如く、人間の罪が魂の穢れとなり、それが心を介して霊の曇りとなり、それの浄化が病気であるとしたら、其曇りを解消する以外、病を治す方法のあり得ない事は余りにも明かである。処が西洋に於てはヒポクラテス、東洋に於ては彼の神農氏が、病人に...
御論文体系化計画

霊主体従

前項に説いた如き、無機質界と人間の病気との関係であるが、無機質界とは吾々の唱へる霊界であって、此霊界と人間との関係はどういふ事になってゐるかといふと、抑々人間とは体と霊との二原素の密接合致によって成立ってゐるものであって、勿論体とは眼に見ゆ...
御論文体系化計画

細菌と殺菌について

最近、某博士の実験報告によれば、今日迄黴菌は皮膚の毀損とか粘膜とかに限って侵入すると謂はれて、健康な皮膚面からは絶対侵入されないとしてゐたが、そうでなくて何所からでも侵入するといふ事を発表したとある。右の実験が正確とすれば、黴菌侵入に対して...
御論文体系化計画

人間の健康と病気の役割

近代医学に於ては、病原の殆んどは細菌とされてゐる。従って細菌の伝染さへ防げば、病に罹らないとする建前になってゐるが、只それだけでは甚だ浅薄であって、どうしても細菌といふものの実体が、明確に判らなければならないのである。といふのは仮令黴菌と雖...