著述編

栄光

本紙再刊に就て

本紙は、去る六月三日発行の六十五号迄で休刊の止むなきに至ったのは御承知の通りである。それと同時に五月八日本紙編輯主任井上茂登吉氏は、脱税問題の容疑で静岡県検察庁へ収容され、次で同月廿九日私も同様の運命に遭ったのである。然し乍ら私も井上も法に...
栄光

栄光66~70号

■栄光六十六号 昭和二十五年八月二十三日 ・本紙再刊に就て ■栄光六十七号 昭和二十五年八月三十日 ・世界はどうなる ■栄光六十八号 昭和二十五年九月六日 ・新旧文化の交代 ・原爆の善悪両面 ・世の終りと天国 ・新文化の構想 ■栄光六十九号...
栄光

栄光

・栄光66~70号 昭和25年8月23日~9月20日 ・栄光71~80号 昭和25年9月27日~11月29日 ・栄光81~90号 昭和25年12月6日~26年2月7日 ・栄光91~100号 昭和26年2月14日~4月18日 ・栄光101~1...
明日の医術

総結論

私は此著の完結に当って総結論をかいてみる。読者は私の研究の成果に対し、最早充分の理解と認識とを得られたであらう。そうして将来、来るべき文化の根本理念は勿論霊的のそれでなくてはならないが、実は今日迄の文化の推移を仔細(シサイ)に検討する時、そ...
明日の医術

アッツの英霊

本著に於て、私が経験した凡ゆる霊的事象全部を圧する程の素晴しい霊的事象が、最近現はれた。まざまざと、而も二千といふ多数の英霊が種々の活躍をなしそれが多数の兵士の眼にも耳にも止まったのである。彼の谷萩陸軍報道部長の談として、各新聞に掲載された...
明日の医術

正邪の戦

古から釈迦に提婆といふ言葉がある。此言葉の起りは彼の釈尊の救ひに対し、提婆なるものが事毎に反対し妨害をするといふのである。之と同様なる事は小にしては個人にもあり大にしては世界にもあるのである。それは、今日戦ひつつある枢軸国に対する反枢軸国の...
明日の医術

恋愛と霊作用

男女間に於ける恋愛なるものは、その原因が霊作用である事を知らなければならないのである。それに就て二つの好適例をかいてみよう。私が未だ実業に従事してゐた頃、私の事務所で使用してゐた廿歳位の女子美術学校の生徒があった。それは私の営業が美術品を扱...
明日の医術

狸霊と髑髏

左の二つの例は、私の弟子である某海軍大佐夫人の実験記録で、霊の実在とその作用を知る上に於て参考になると思ふから、茲に掲載する事とした。『久し振りに九州から上京した姉(二十数年間女学校教師奉職中)と火鉢を囲んで、尽きぬ話はいつか霊の実在や、現...
明日の医術

グロ患者

此グロテスクといふ言葉は日本語でないから使ひたくないが、これだけはどうも日本語では感じが出ないから止むを得ず使ふのである。私が幾千の患者を取扱った中で、最もグロ的であるのを一つ書いてみよう。それは四十歳位の男子で、初め私の所へ来た時は実兄が...
明日の医術

変態狂

今私が爰に書かうとする一種の精神病者は寔に珍らしい型である。此男は四十余歳で発病後五六年になるといふ。此患者の話振りは普通人と少しも変らない。話だけ聞く時は、理論も整然としてをり、精神病者とは全然認め得られないのである、此男の語る所は次の如...