新日本医術書

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健康協会会員の天寿は九拾歳を越えん

抑々日本人本来の天寿は幾つかと言えば、百弐拾歳である。之は如何なる根拠から出たかと言ふ事を解り易く説いてみる。人間は天地の縮図であり、小宇宙である。又、日本国は地球の雛型になってゐるのであり、日本の気候は、四季が洵に好く調ってゐて、それが人...
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宗教的治病に於る誤謬

世間往々、信仰によって病気治しをする場合、非常に誤られ易い重大事がある。そうしてそれを誰もが気が付かないで、今日に至ってゐる事である。それは何であるかといふと、信仰で治さうと思ひつつ、実は自己の力に頼りつつある其事である。勿論、信仰で治さう...
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内臓の三位一体と心臓の重要性

内臓の三位一体とは心臓、肺臓、胃を指して謂ふのである。此機関こそ全内臓中の基本であると言っても可いので、最重要な役目を果してゐるのである。今日迄の凡ゆる医術は、胃と肺臓に関しては相当研究もされ、其活動へ対しての認識も稍々成ってはゐるが、独り...
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弱体児童の防止法

一ケ年百万人を突破する結核患者と、拾二万人の死亡者を出しつつある肺結核に就て、官民共に汲々たるに係はらず、所期の効果を挙げ得ないばかりか、寧ろ増加の傾向さへあるといふに至っては、国家の前途に対し、実に寒心の外はないのである。最近の東京府社会...
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観音力療病は何故治る乎

古来、病気の原因に就ては、宗教上からも医学上からも種々論議されて、今以て尽くる所がないのである。宗教では殆んどが罪穢説であり、医学では大体黴菌説である。然し、医学の黴菌説は、実際から言って疑問の余地が大いに在るのである。何となれば、官民協力...
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病気に対する手当は有効乎

病気に対する手当としては、各種の方法がある。先づ、氷冷法、罨法、吸入、湿布、芥子泥湿布等である。それ等を簡単に説明してみる。一、氷冷法は最も不可である。高熱と雖も氷冷しないに限る。何となれば、患部を氷 冷する時は、自然治癒作用は、停止されて...
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灸治法

灸治法には、古来からある艾灸(モグサキュウ)と、近来相当行はれてゐる温灸との二種であるが、是等は、薬剤療法よりは確かに効果はあるのであるが、之も体的が主であるから、完全療法ではなく、一時的の場合が多いのである。且つ人間は造化神が造ったもの...
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手術

西洋医学中に於て、最も効果ありとする外科手術に就て詳説してみよふ。専門家も一般世人も、手術に依る療法は、病根を芟除(サンジョ)するが故に、其効果は適確であると思ってをるのであるが、之は決して完全ではない。実に拙劣極まる療法であって、人体器...
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物理療法の誤謬

物理療法は近来種類も増加し、医家は治療補助として、大いに推奨してゐるのであるが、此効果に就て、私の観る所を述べてみよふ。物理療法中、近来最も流行する光線療法から解剖してみるに、先づ、ラヂュウムを第一とし、レントゲン、紫外線、太陽燈等であるが...
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殺菌か養菌か

西洋医学唯一の治病法は殺菌であるとしてゐる。そうして、其殺菌法としては、現在薬剤と光線応用である。然乍ら、如何なる薬剤を以てしても、組織に無影響で殺菌し得る事は、到底不可能である事は瞭かであるが、他に方法が無い為、止むなく不確実と知りつつ行...