新日本医術書

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誤診誤療の実例 医術で不具になった話

之は某看護婦の話である。七歳の女児、右頬に腫物が出来たので、入院して手術をしたのである。然るに、手術時期が早期の為、眼瞼下に、又別に腫物が出来たので、早速それをも手術した処、結果不良で悪化し、終に最初の箇所と次の箇所と連絡して了ったのである...
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誤診誤療の実例 三、松田文相の死

西洋医学に於る健康診断は、未だ不完全であるといふ事を断言したいのである。 最近に於るそれは松田文相の死である。新聞紙の報道によれば、医学界の権威として帝大の古参教授として、令名の高い真鍋博士が死の三時間前に健康診断をしたといふ事である。之は...
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誤診誤療の実例 二

本年卅七歳になる某上流婦人が私の所へ来たのである。其婦人の曰く、肩の凝りと頭痛が持病であった所、最近、月経がいつもより日数が多かったので、某博士の診断を受けた所、「右側の卵巣が、左側のよりも三倍もの大きさに腫れてゐる。それが原因であるから、...
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誤診誤療の実例 一

之は実際、私が手掛けた患者であったが、それは本年正月四日に、三十二才の婦人が来たのであった。其話によれば、今度の月経が例月よりも日数が多く掛ったので、心配の余り某医師に診断を乞ふた所「之は大変である。子宮外姙娠であるから、急いで手術をしなけ...
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医学は退歩したか

去る五月下旬の朝日紙上に、斯ういふ事が掲載してあった。非常時局の中堅層をなす我が壮丁の体格及び健康が近年次第に低下しつつあるので当局では深く憂慮し、二十七日午後三時から九段偕行社に陸軍側から小泉医務局長、中島二等軍医正、園田一等軍医、文部省...
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驚く可き誤診と誤療

私は今日迄、幾多の患者を取扱ひつつあるに就て、実に驚くべき事を発見するのである。それは、患者の言に徴して、医師の誤診の余りにも多い事である。而も、何人と雖も絶対信頼を払ってる各医大に於る斯界の権威者達の誤診が尠くない事である。因って之から逐...
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病気と人間の性質

私が幾多の経験上、面白い事には病気と其人の性質とが好く適合してゐる事を感ずるのである。例えば病気治療の場合、よく判るのであるが、素直な性質の人は素直に治ってゆき、淡白な人は病症も淡白である。それに引換え、我の強い人は其如く病気も長引く傾向が...
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現代医学は何処へ行く

現在、医学研究の為に、日本だけに見ても幾千の人と、一ケ年幾百万の費用を使って、研究に専心没頭しつつある事である。それは吾々から見れば、全く徒労のやうな気がしてならない。忌憚なくいへば、それ等は一小部分に溜めてをいて、今一層有意義なる事に転向...
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宗教の治病統計を作れ

宗教が、特に新興宗教が病気治しを本位として、信者を獲得してゐる事は誰も知る通りであるが、之へ対し既成宗教側や、其他の方面で、それがインチキであるといふのである。然し乍ら、事実、病気が治り、それが医学よりも優れてゐるとすれば、インチキ所ではな...
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霊と血と正しき信仰

抑々、人体の構成原素を大別すれば二種の原素から成立ってゐる。それは、精霊と肉体とである。然るに、今日迄の科学は、肉体あるを知って精霊あるを知らなかったから、半分だけの認識であったのである。それは、科学が進歩したと謂っても、精霊の実在を測定な...