医学革命の書

医学革命の書

手術に就て

近来医学に於ては、手術の進歩を大いに誇称してゐるが、実は之程間違った話はない。寧ろ其反対で手術の進歩とは、医術の不進歩を表白する事は私は常に唱へている。従って真の医術とは、患部の機能は其儘にしてをいて、只病気だけを除って了ふ事で、之が真の医...
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現代文化とは

之迄説いた事によって略々分ったであらうが、要するに医学誤謬の根本は、自然を無視した処にある。といふのは病気といふものは、曩にかいた如く体内機能の邪魔物である毒素を、病気といふ形によって排除する自然作用であって、そのやうに神が造られたものであ...
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毒素とは何か

病気の原因は体内に溜った薬毒の固結が、溶解排除される苦痛である事と、医学は其苦痛を逆解し、溶けやうとする毒素を固める事であるが、それには毒を体内に入れて弱らす事である。といふのは毒素排除即ち浄化作用なるものは、人間が健康であればある程旺盛な...
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固め方法と溶かす方法

以上の如く現在迄の療法という療法は、悉く固め手段であるから、医学の進歩とは固め方法の進歩でしかない事がよく分ったであらう。そうして薬剤以外の方法としては彼の電気、レントゲン、種々の光線療法等、何れも固め方法であり、氷冷、湿布、塗布薬等も同様...
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病気を治す方法

以上によって病気なるものの実体は大体分ったであらうが、ではそれを治すにはどうすればいいかといふ事である。前項の如く放置してをけば治るのは間違ひないが、それでは非常に時日がかかる。というのは毒素が少量であれば速かに治るが、そういふ人は極く稀で...
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現代医学論

此著を編纂するに当って、私は非常な決心をした。といふのは医学なるものの実体を、ありのまま発表するとしたら、何人も驚嘆せずには居れないからである。之程進歩したと思ひ、世界万民が謳歌し、信頼してゐる現代医学に対し、私は真向から鉄槌を下すのである...
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序論

人類は今日まで実に恐るべき過誤を犯して来た。恐らく之程大きな誤算はあるまい。それは何かといふと医学である。何しろ人間にとっての最も貴重なる生命を、保持するものとしての重要な存在であるからである。然るに之が前記の如しとすれば、之以上の大問題は...
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序文

凡そ人間としての最大欲求は、何といっても健康と長寿であらう。他の凡ゆる条件が具備しても之が得られないとしたら、何等意味をなさないのは今更言う迄もない。従って人間生の執着程強いものはなく、此執着から離れられないのが人間の特性である。といっても...
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・序文・序論・現代医学論・病気を治す方法・固め方法と溶かす方法・毒素とは何か・現代文化とは・手術に就て・浄霊とは何か・科学で病気は治らない・Xの説明・浄霊治病・浄霊の原理・結核の病原・胃病と心臓病・主なる病気(一) 脳疾患・主なる病気(二)...