著述編

対談記

或日の対談 (光新聞八号)

つい最近の某日、某氏が訪ねて来た、其人は宗教と当局との中間の位置にある-あまり類のない役目をしてゐる人であった、其時の問答をありのまま書いてみると彼「今日お訪ねしたのは、実は犯罪取締方面の上役の人から依頼されたのであるが、近来非常に犯罪が殖...
対談記

ある日の対話 (光新聞七号)

彼「貴教会の急激な発展の為、世間ではあんまり騒ぐので、当局も大分調査してゐる ような話を聞くが、別に御心配はないですか」僕「お説の通り、本教発展の為恐怖を感ずるもの、嫉視する者、為にする者等が入混り種々の不正手段を用ゐ、当局を動かそうとして...
対談記

唯物主義者との問答

某日某所、唯物主義者甲、唯心主義者乙との対談甲「病気は医者が治すんだから、信仰なんか必要がないと思ふ」乙「必要がないとすると、医学なら治るといふ意味か」甲「そうも言えないが、医学以上のものは今日ないからと思ふ」乙「医学以上のものはないとした...
対談記

対談記

・唯物主義者との問答 ・ある日の対話 (光七号 昭和二十四年四月三十日) ・或日の対談 (光八号 昭和二十四年五月八日) ・自観大先生との対談 現当利益の宗教 理想は世界の永久平和 ・或る政客との対談 政治家にも信仰心を ・自観放談 インフ...
世界救世教早わかり

救世主

抑々、救世主とは何か、いう迄もなく文字通り世を救うべき大使命を負って生れたる大聖者であって、事実は歴史有って以来、未だ顕現したる事のないのは勿論である。之に就て私自身の偽らざる告白を、赤裸々に露呈し、現在私が行いつゝある聖業に就て書いてみよ...
世界救世教早わかり

道理に従う

信仰の妙諦は、一言にして言えば、道理に従う事である。道理とは、道という字と理という字である。特に道という字程意義深いものはない。之を言霊学から言えば、ミは水であり、体であり、チは血であり霊である。又ミは女であり、チは男である。即ち陰と陽であ...
世界救世教早わかり

自然農法

今日、日本人ならみんな知っている事だが日本は今、食糧が足りないと言って、政府も農民も一生懸命になっている。ヤレ金肥だとか、ヤレ人肥だとか言って、高い肥料を購って、作物へブッかけているが、どうも思うように収穫がない。ヤレ水害だ。ヤレ虫害だと言...
世界救世教早わかり

人は健康の器

昔から、よく人は病の器というが、之程間違った話はない。人は健康の器というのが本当である。それならば何故そういう事を言われたかというと、之には勿論訳がある、と言うのは、人間は実に病気に罹り易い。ヤレ風邪を引いたとか、頭痛がする。腹が痛い。咳が...
世界救世教早わかり

天地創造記

茲で、地球の出来た頃からの事をかいてみるが、抑々造物主という得体の知れない不思議な親方が、宇宙の中間に頑張っていたらしい。そこでどういう積りか知れないが、其親方は日月星辰や、地球なんていう妙な物を拵えたんだ。それで最初の内は、地球も出来立て...
世界救世教早わかり

人間

一体、人間というものは、何の為に何の必要あって、誰が此世の中に生れさせたものであろうか、少し物を考える人なら、此事が一番先に、頭に浮んで来なければならない。之が判らなければ、どんなに七難しい理屈を解かれても、額に青筋を立てゝ捲くし立てられて...