為郷恒淳氏との御対談 無病息災の世は来る?

為郷氏 お光は向うに行って又返って来るのでしょうか。

明主様 そんな事はありません。透ったきりです。私のお腹に光の玉があってそれから光が出るのですから無限なのです。

為郷氏 その玉と言ふのは明主様丈がお持ちになって居られるのですか。

明主様 そうです。

為郷氏 そう致しますと仮に明主様が百年の後に霊界にお這入りになりますとない事になりますが……

明主様 併し霊界から出しますから同じ事です。却ってよく出ます。体があると邪魔になりますから。

為郷氏 それで教団の方も御安心なわけですね。

明主様 それから其の時分になると病気もずっと減って来ます。病人が減ってしまふから殆んど必要ない位になるでせう。病気の原因と言うのは薬ですから、体から薬を抜けば病気は起らないのです。薬を出す作用が病気です。之で(御浄霊で)やってもすっかり取り切るといふ事は出来ませんが、大体取るには二、三十年かゝります。普通では何十年かゝるかわかりません。ですから斯うやる(浄霊)のは薬を取る方法です。それを知らないで、今皆薬を服んでますが危い話です。そこで薬によって病人を作っているのですが、一面、薬といふ事も矢張り必要があって神様が作ってあるのです。之は今度の本(文明の創造)にみんな書きますからそれを読んで下さい。唯一遍の話では中々分りません。

(栄百七十九号 昭和二十七年十月二十二日)