明日の医術 医師の資格 医師の資格に就て、茲に見逃す事の出来ない一大欠陥のある事を私は指摘したいのである。それは当局が医師の資格を附与する場合現在迄の機構に於ては、学歴、経験、論文の三者による事でこれは遍く人の知る処であるが、実はそれだけでは、最も緊要なる点を逸し... 2020.09.13 明日の医術
明日の医術 異食物に就て 薬毒の害及び異食物に就て詳説したが、今一層説かなければならない。それは人間の消化機能なるものは、人間の食物として自然に与へられたる物以外は、全部消化し終るといふ事は出来ないやうである。従而薬剤即ち洋薬も漢薬も天与の飲食物ではない。いはば、非... 2020.09.13 明日の医術
明日の医術 医学不明の流行病 近来、我国民の中年以上の男女に特殊の疾患があって、それは現在相当多いのであるばかりか、漸次増加の傾向さへ認めらるるのである。そうして此病患は医家が診断すると雖も更に判明しないので、医家は病患はないといふのである。にも係はらず本人は非常に苦痛... 2020.09.13 明日の医術
明日の医術 心臓医術 腎臓に次いで重要なる機能は、何といっても心臓であらう。従而、本療法によって心臓が健全になった場合、疾患及び全身機能、精神的方面等に対し、如何なる好影響を及ぼすかといふ事を説いてみよう。先づ、腎臓の余剰尿が集溜する局所としては、肩胛骨と脊柱と... 2020.09.13 明日の医術
明日の医術 本医術の施法 本医術は、腎臓医術であるといふ事は、曩に説いた通りである。従而、施術の場合、頭脳、首、肩を治療し次に患者を俯臥(ウツブ)させ、左右の腎臓部を掌と手指を以て、毒素の多少を探査するのである。今日の日本人で、此腎臓部に毒素溜結のない者は一人もな... 2020.09.13 明日の医術
明日の医術 人口問題と本療法 本療法が一般に行はれるやうになるとすれば、現在国家が最も憂慮しつつある処の人口低下の大問題が解決なし得るといふ事である。元来、不姙症は如何なる原因であるかといふと、全く前項に述べた如く、腎臓萎縮によってホルモンの欠乏となり、ホルモンの欠乏は... 2020.09.13 明日の医術
明日の医術 腎臓医術と若返り法 本療法は一言にしていへば腎臓医術といってもいいのである。曩に詳説した如く病気の原因としては然毒、尿毒、薬毒の三種であるが、その三毒が最も作用する局所としては、腎臓に如くものはないのである。先づその順序を説いてみよう。人間が此世に生を亨けるや... 2020.09.13 明日の医術
明日の医術 二一、小児病 脱腸 此病気も小児には多いのであるが、老人にも会々あるのである。そうして此病気は、人により軽重が甚だしく、軽症に於ては、成人するに従ひ自然治癒するが、重症は治癒が困難で、医療に於ては手術をなし、軽症は脱腸帯を使用させるのである。此病気の原因は腹膜... 2020.09.13 明日の医術
明日の医術 二一、小児病 肺炎 小児の肺炎は、百日咳を固めた結果と、麻疹の場合と、肺臓の周囲又は其一部に集溜せる毒素の猛烈な浄化作用とである。特に小児に於ては呼吸逼迫(ヒッパク)、喘音、不快感等が著るしいので、近親者は恐怖し、痛心するのである。然し、医療に於ては、凡ゆる... 2020.09.13 明日の医術
明日の医術 二一、小児病 喘息 小児喘息は、前項の如き原因が多いのであるが、その他の原因としては遺伝である。そうして小児喘息は、その殆んどは横隔膜辺から胃及び肝臓の外部へかけての毒素溜結であって、之は放任しておけば、成人するに従ひ自然治癒するものである。又、背部に溜結毒素... 2020.09.13 明日の医術