二一、小児病 喘息

小児喘息は、前項の如き原因が多いのであるが、その他の原因としては遺伝である。そうして小児喘息は、その殆んどは横隔膜辺から胃及び肝臓の外部へかけての毒素溜結であって、之は放任しておけば、成人するに従ひ自然治癒するものである。又、背部に溜結毒素があり、その浄化作用による事もある。

(明日の医術 第二篇 昭和十七年九月二十八日)