明日の医術 政府は西洋医学と民間療法との比較実験を、行って可なり 「附録」 近時西洋医学の治病能力が、余りにも薄弱であるが故に、患者は止むを得ず、他の種々の療法を求めんと焦慮する事は、寔に無理からぬのである。或者は灸治に、指圧に、或者は類似宗教に何々療法に趨るのであるが、それは実に、西洋医学よりも、何々療法の方が治... 2020.09.13 明日の医術
明日の医術 西洋医学の大誤謬 結論 西洋医学の誤謬と、本療法の効果とは、大略述べた心算であるが、其帰結として、今少し、述べてみたいのである。西洋医学に於ける黴菌の研究及び、生理解剖、分析等は、確に、有用であるから、勿論、飽迄も、科学的に進歩発達せしむべきものである。唯私が一大... 2020.09.13 明日の医術
明日の医術 西洋医学の大誤謬 医学に欺されてる、医師 西洋医学に依る、治病能力の疑問は再三述べた処であるが、多くの医師諸君の中には、之をハッキリ、認識出来得ない人もあらう。それは、薬剤や物理療法に依っての、苦痛の軽減を、治癒されると思う誤認である。病気軽快と治癒とは、全然異ふ事も、述べてある通... 2020.09.13 明日の医術
明日の医術 西洋医学の大誤謬 風邪は、唯一の浄化法 如何なる健康人と雖も、遁るる事の出来ない病気は、先づ風邪であらう、然るに昔から、感冒は万病の因、と言って、非常に恐れるのであるが、之は大変な誤りである。茲に先づ、風邪の原因を開明して、風邪は決して恐るべきものではないばかりか此病気あるが為に... 2020.09.13 明日の医術
明日の医術 西洋医学の大誤謬 種痘による、免疫の不完全 現在、凡ゆる疾患の原因を探究する時、それの殆んどが、一種の水膿の溜結である。されば之が頸部の周囲及び延髄、又は肩凹部に溜結すれば、風邪、神経衰弱、脳疾患、眼病、耳鼻咽喉病等の原因となり、胸部のそれは、呼吸器病を起し、其他胃腸、肝、腎、胆、中... 2020.09.13 明日の医術
明日の医術 西洋医学の大誤謬 毒素療法 病気は、自然浄化作用であるといふ事は述べた通りである。故に、人間は、病気といふ、浄化作用があるから、健康を保ってゐると言っても可いのである。であるから真の病気治療とは、病気を外部へ排泄する事であって、内へ押込む事ではない。例へば、腫物が出来... 2020.09.13 明日の医術
明日の医術 西洋医学の大誤謬 対症療法の不可 病気の原因に就て、西洋医学は、未だ何等確定的発見がない。故に、病理としては、肉体に現はれたる現象に病名を附し、其進行過程を、説明するに過ぎないのである。従而、其療法としては、現象に対応する、対症療法が、主である。対症療法とは即ち、苦痛の軽減... 2020.09.13 明日の医術
明日の医術 西洋医学の大誤謬 錯覚的治療 抑も、病気の結果である、苦痛の本質は何であるか、それは、病気を治癒すべき、人間自身の工作が、神経を刺戟するからである。例えば、発熱とは、病気を溶解し、又は、殺菌する工作であり、痛みとは、病気を排除し又は、縮小する工作であり、嘔吐下痢は、毒素... 2020.09.13 明日の医術
明日の医術 西洋医学の大誤謬 病気の本体 抑々病気とは何ぞや、言ふ迄なく、人体の一部又は全部に、異状現象が発生し、それに因る苦痛である。然らば、何故に、異常現象が表れたのであるか、之は、現在迄の医学では、未だ判ってゐないのである。之に就ての、私の研究を発表し、世の専門家並びに識者に... 2020.09.13 明日の医術
明日の医術 医療と観念 現在、療病に就て、非常に誤られてゐる、重大事がある。それは、信仰を土台とする療法や、医者でない医者、即ち、民間療法で病気が治るといふ事は、観念と精神力が、大いに手伝ふからである。といふのである。而もそれは、医家の方面から発する言葉である。私... 2020.09.13 明日の医術