御神書

栄光

天国建設と悪の追放

神の目的である此世界を天国化するに就ては、一つの根本条件がある。それは何かというと、現在大部分の人類が心中深く蔵されている悪そのものである。処が不可解な事には、一般人の常識からいっても悪を好まず、悪に触れる事を非常に恐れるのは固より、昔から...
栄光

結核新薬

此間結核新薬を嗤うという論文を出したが、第三者が見たらコチラの方を嗤うであろうが、それは事実が承知しない。而も効くとか効かないとか、副作用がどうだとか、売出すのは早過ぎるとか、何だ彼んだ煩(ウル)さく云われているが之を吾々からみると実に情な...
栄光

医学断片集(十八) 赤痢菌

吾々が常に不可解に思っている事は、近頃のように赤痢が流行し、各地に患者が続出するので、当局者は伝染系統を調べるに大童になっているが、吾々には此意味が分らない。何となれば此病気の原因が、一人残らず伝染するものとしたら、伝染系統を突止めるのは容...
栄光

美術の社会化

私は今度美術館を造ったに就ての、根本的意義をかいてみるが、それはいつもいう通り、本教の目標は真善美完き世界を作るにあるので、其中の美を表徴すべく、天然の美と人工の美をマッチさせた、未だ誰も試みた事のない芸術品を造ったのである。そうして其狙い...
栄光

無題

左の御蔭話は、天理教々祖中山ミキ刀自が本教に救いを依頼した霊的事象である。処が之を狐霊とかいてあるが、実は天理教々祖としては、神格上普通の人間には憑れないから、狐霊を使ったのである。之に就て私は一昨年の事件の際、庵原(イハラ)警察署の留置所...
栄光

医学断片集(十七) 頭の病気

私は頭の病気は、首の周囲、延髄、後頭部の辺を主として、浄霊するように曰ってあるが、近頃は前頭部から額、顳 (コメカミ)等の部分に、浄化の発っている人が多いから、其辺をよく浄霊した方がいい。其場合右の辺に掌を当ててみると、熱があるから直き分る...
栄光

新世界の誕生

我メシヤ教は宗教ではなく、宗教はメシヤ教の一部であるのは、常に私の唱えている処であるが、では一体どういう名称ならピッタリするかというと、標題の如く新世界建設事業という名が合っていると思う。然し之では何だか土建屋の看板みたいだから、今の処メシ...
栄光

東洋美術雑観(4)

日本美術は此位にしておいて、次は支那美術であるが、支那美術といえば、何といっても陶磁器であろうし、次は銅器、絵画という順序であるから、先づ陶磁器を主としてかいてみるが、支那美術としては一番陶磁器が古いらしく、今から四千年前既に相当なものが出...
栄光

東洋美術雑観(3)

処が之より先、平安朝時代の和歌旺んな時和歌の雅(ミヤ)びな仮名書に感化を受けて生れたものが彼の大和絵であろう。此手法は勿論支那の彩色画から出たのであるが、此派の巨匠としては有名な藤原信実(フジワラノブザネ)である。此人の色紙が今日一枚...
栄光

東洋美術雑観(2)

夫等とは物に、桃山時代彼の有名な本阿彌光悦という不世出な工芸作家が生れた。彼の美に対する天才は、行く処可ならざるなき独創的のもので其中でも蒔絵、楽焼、書、余り多くはないが絵などもそうで、其斬新な意匠、取材等は、時人(ジジン)をして感嘆さ...