著述編

栄光

無題

本紙客員岡田道一医博が、今度送られた原稿をみると、吾々の持論を医学で裏書きした事になるので、実に快い文である。之によって考えられるのは、一般の医師諸君が同医博の如くに、浄霊の意味が分るとしたら、人類にとって如何に、幸福を齎すかは言う迄もある...
栄光

医学断片集(四) 神経の所為

よくお医者は、「貴方の病気は大したものではありませんよ。苦しいのは神経の所為(セイ)ですよ」と云われるのは知らない人はないであろう。処で其言葉をよく考えてみると、斯ういう事になろう。苦痛のある程の病気でないのに、苦痛を感じるとしたら、其神経...
栄光

幸福を生む文化

いつもいう通り、人間の欲望を一口に言えば、幸福であるのは分り切った話である。其目的に向って何千年も前から、人類は営々努力しつつ、遂に現在の如き絢爛たる物質文化が造られたのであるから、慥かに唯物的には予定通りに成功したのである。処が今日の人間...
栄光

科学封建

本教浄霊の効果は、現代医学とは比べものにならない程の素晴しさである事は、近頃大分世間に知れて来たようだが、之に就て思いもつかない困る事が時々あるので、夫をかいてみよう。如何に浄霊が偉効あるといっても、百人が百人全部治す事は無論出来得ない事は...
栄光

医学断片集(三) 医学の盲点

よく新聞やラヂオ等で、斯ういう素晴しい新薬が出来たとか、斯ういう新手術で不治の病いが治ったとか云って、大々的に太鼓を叩いているが、之等悉くは一時的の効果で根治ではないから、時が経てば必ず再発か、他の病気となって現われるのである。何しろ現代医...
栄光

ジャーナリストには言論の自由なし

此標題を見たら、恐らく何人も首を傾げるだろうが、之が本当だから次を読んで貰いたい。それは政治上の党派とか宗教とかいうものは、賞めてはいけないというのが、言論機関の建前となっているそうだから、少しでも賞めようものなら“彼奴は何かあるに違いない...
栄光

舌に代えて

今回本教宣伝班が山陽地方へ布教旅行に就て、私の原稿が欲しいというのでかいてやったのが、左の論文であって、茲に掲げる事としたのである。私はメシヤ教々主岡田茂吉であります。実は皆さんに直接お話したいのでありますが、そういう訳には参らないので、残...
栄光

医学断片集(二) 闘病という言葉

此言葉程間違ったものはない。之では病気を敵と見ている訳だから、そんな気持が少しでもあると仲々治らないのである。信者はよく知っている筈だが、病気は最高の健康法であり、大いに感謝すると共に、歓迎すべきものであるから、人間は出来るだけ病気に罹るよ...
栄光

神様が発展の調節

之は信者は誰しも思う事であるが、メシヤ教位素晴しい宗教はあるまい。之程進歩した医学でも治らない重難病が、片ッ端から治ってゆき、又色々の有難い奇蹟が続々顕われ、全く一家全部が救われて、天国となるので、今迄之程偉大な宗教は、見た事も聞いた事もな...
栄光

体内の入浴

私は現代医学の誤謬を常にかいているが、何しろ今迄長い間病気は医者と薬という事に決っているのであるから、吾々の言う理屈は成程と分っていても、思い切って実行する事が出来ないのが、大抵な人の想念である。だからそういう人達の為に、出来るだけ分り易く...