現在の唯物医学が、如何に無力であるかという事は、左の御蔭話をみれば余りにハッキリしている。此事実を読んでも尚信じられない人があるとすれば、気の毒乍ら其人の頭脳は、麻痺していると曰っても否とは言えまい。従って現代医学は一日も早く革命されなければ、如何に多くの人間が不幸に陥るか、多言を要しないのである。又専門家として之を読んだなら、自分の行っている医療が、恐ろしくならなければならない筈だが、若しそうならないとしたら、之又頭脳変質者と言っても差支えあるまい。としたら吾々は多くの病人を救うと共に、此木石の如き頭脳を何とかして切替えなければならないと痛切に思うのである。然し凡ては神様の御心にあるのであるから、只祈って時を待つより外に致し方ないのであろう。
お位牌様も家族の一員
(本文省略)
(栄光百六十一号 昭和二十七年六月十八日)