之は時々ある事だが、最早死の直前に迄追込められた病人で、お蔭を頂き一旦快くなって喜んでいると、再浄化が発って迷い始め、前の事を忘れて、再び医療に縋るが、無論成績が悪いので、再び浄霊を求めに来るが、斯ういう人は殆んど助らないものである。之はどういう訳かというと、神様は無い命を一度は繋いで下さるが、それを離すと、二度は決して繋いで下さらないからで、之が神律であるから致方ないのである。従って信者は此事をよく心得て中途で迷って、再び縋って来ても、気の毒だが其つもりで扱うべきである。左の一例はよくそれを示しているので、此文を添えた訳である。
明日では遅すぎる
(本文省略)
(栄光百六十号 昭和二十七年六月十一日)