著述編

栄光

麻疹なんか何でもない

今年は大分麻疹が流行しそうだと、新聞やラジオで報じているが、これは健康上結構な話である。何故なればこの病気は生まれながらに保有している毒血の排泄作用、即ち浄化であるからで放っておいても必ず治る。これは医学でもそういっているが、只肺炎や中耳炎...
栄光

英雄の死に就いて

今度のスターリンの死に就いて、考えるまでもなく、この人は今世紀に於ける最も偉大なる存在であった事は今更いうまでもない。兎に角彼の来歴をふりむいても分る如く、ロシヤ帝政時代のアノ圧制極まる帝国主義を、根底から覆えしたレーニンの後を継いで、善い...
栄光

無題

今度本紙客員となった高見範雄氏は、私の旧知の人で、信仰上の造詣も深く、現在北国新聞に籍を置いている人であって、今度の氏の投稿を見て心が動き、客員を委嘱したのである。地上天国建設譜“世界救世教を訪ねて”(本文省略)(栄光二百四号 昭和二十八年...
栄光

結核信仰療法に就いて

私は今回発行した結核信仰療法なる著書に就いて、少しかいてみたいと思うが、これを読めば分る通り、全く現代医学に対する原子爆弾であり、挑戦状といっていいかも知れない。併し挑戦の言葉は宗教らしからぬ嫌な感じがするが、これも万止むを得ないであろう。...
栄光

地獄の娑婆

御釈迦さんの曰った通り、この世は火宅であり、地獄の娑婆であるのは、目の前の事実がよく示している。左の御蔭話を見ると、一人の既婚女性が一家を背負い、悪戦苦闘しつつある経路がかき連ねてあり、全く涙なくしては読めない程である。この様な不幸な人は現...
栄光

心臓の手術

今度女子医大の学長、外科の大家榊原博士が、心臓弁膜症の手術に成功したという事をラジオで聴いたが、それは心臓の弁膜は四枚あるのを、病気に罹っている一枚だけ除去出来たという報告である。尤もこれは最近アメリカで成功したという手術であって、それから...
栄光

日本は木の国

この事は余り人に知られていないから、一通りはかいてみるが、それは日本は霊の国、外国は体の国と自ら定まっているのである。それについて気のついた種々の点をかいてみるが、第一建築である。日本は木造建築が多く、外国は天然石と人工石ともいうべきセメン...
栄光

新宗教とは何か

近頃新宗教の言葉は、社会各方面の話題に上って来たと共に、新聞雑誌等も割合重く扱われるようになった事は喜ばしい限りである。併しこれ等をよくみると只漫然と、新しく出来た宗教だから新宗教というまでの事で、その内容に至っては殆んど無関心のようである...
栄光

先駆者の悩み

近頃よく言論機関やラヂオなどで、新宗教流行の為かは知れないが、学者、ジャーナリストなどの批判をみると、どうも本教を一番目標にしているらしいから、本教の言い分を少しかいてみようと思う。それに就いて一番困る事は、全然本教の真相を検討もせずして、...
栄光

序文

近く発行する予定の、救世教奇蹟集の序文であるが、これは先日この欄に載せたが、どうも面白くない点があるので、今回書き直したのであって、それが左記の序文であるこの著は科学に対する原子爆弾であり、人類に対する啓蒙書であり、救世の福音でもある。今そ...