油断ならぬ結核の現状

左の記事は去る五月三十日の、朝日紙神奈川版に出ていたのであるが極めて慎重な審査の結果、結核容疑者十三パーセント強というのであるから、余り楽観できない実情である。最近日本における結核患者の死亡率激減したといって喜んでいるが、成程死亡率は減ったが、患者の数は少しも減らないとは当局者の言である。これに就いての理由は近々発行の「医学革命の書」の、結核に関する論文を読めば、充分納得できる筈である。

住民の十三パーセントが結核
鶴見工場街で結核調査

(本文省略)

(栄光二百二十号 昭和二十八年八月五日)