病は簡単に治るもの

この人は足掛十年も病んだ結核が、約一週間で治ったので驚いて入信し、それから色々の病人を治す力を与えられたという、恐らくこれ程の奇蹟は到底信じ得られないであろう。この患者の治った経過と、治病力を授けられてからの事実をみれば驚嘆の外はあるまい。実に人類肇って以来あり得ない奇蹟で、二十世紀の大きな謎である。これによってみても医学はイヤでも革命されなければならない運命に措かれている。病に苦しむなど吾々から見ると、馬鹿々々しい位である。医師諸君よ、この記事を見て何と思うであろうか。これでも信じられないとしたら、事実の不感症というより外言いようがないと思う。

疑いつつ結核治り入信
次々に御守護

山口県 M・T

「手を翳しただけで病気を治す」という人が来ている。と聞いても別段どうとも感じなかった私でした。今年で足掛一〇年になる病床生活で色々な手当、人のよいという事は殆んどやりました。ナメクジ迄呑んだ私でした。そして去年の八月からは結核新薬ヒドラジドものみ始め、続けましたが、一向に効果もないので(或程度はよい方に向ったように最初は見えたが、大して変化はなく)中止致しました。ハワイからも新しいよいという薬を送って貰いのんでみましたが、十年一日の如く、よかったり、悪かったりでいい加減うんざりして正月を迎えました。そして正月早々「手を翳して病気を治す」と聞いたのです。一寸面白いと感じましたが聞き流して新聞を読んでいるところへ弟が帰って来ていろいろとそのことについて話を聞いて来ては知らして呉れます。私の村にも流行のパチンコを始める人がいて、その人が広島から雇った人がSさんという信者の方で、当地の大工でHさんという方がSさんのバッジに眼をつけて聞いたのがそのもののはじまりで「狐につままれたと思ってかかってみい」といわれ、「その位のことで病気が治れば楽なもんだ。第一、疑ってもいいというのが気に入った」と早速御願いに家人をやりました。機械の据付けが忙しいので終るを待って漸く来て貰い第一回の浄霊を受けました。一時間位いろいろとお話を聞き浄霊を受けてみると、何と簡単なこと「寝ているに及ばない」といわれ、疑ってもいいといわれるのだから、よし一つ試しにと起きてコタツに入り乍ら新聞を読みましたが、何しろ今迄安静安静で洗面と食事と便所以外にはベッドから下りないようにしていた私でしたから、安静時間が一時間少くても朝起きる時疲労を感ずるような状態でした。

それがどうでしょう、浄霊を受けてみれば一日中起きていてもちっとも起床時に疲労感がないのです。これはおかしい、効いているんだろうか、気のせいだろうかと、それでもまだ疑っていました。今迄K教の教会に参り病気が治らない事を先生にお伺いすると「それはあなたの信心が足らんのだ、一生懸命にならんかし」といわれ「私は私なりに一生懸命になっている。どこがまだ一生懸命になっていないと思われるかその点を教えて下さい」と反問したりした私です。「結局病気が治らないところがまだ一生懸命になっていない証拠だ」というような意味の解答でそれ以後K教にも参ることを止めました。

それが疑ってもいいといわれるので安心して浄霊を受けてみると右の通り調子がいいのです。これは救われる、と心の中でひそかに喜びましたが、Sさんも機械の方が忙しいし、O町の方にも病人がいてIIさん方に泊られて、私の家には時々しか姿を見せてもらえず、でも身体は別に悪くなるような兆候もなく日が経って行きました。この上は思い切って出掛けて見ようと雪の降る日に行ってみると不思議と行ける、それに元気が出て来る、人にも話す。その頃からこの救世教のことが評判になりだし一月一五日に先ずO町のHさんが広島に行かれて入信致され、続いて私も許されて入信さしていただきました。「自分が助かる許りでなく他人も救える」と聞かされ新たに当地布教に中教会よりT先生をお迎えし弟も共に他の五名の方々と入信さして戴きました。二月一六日にはU町のY様方に光明如来様御奉斎致されることとなり、中教会よりI先生御来郷下され、当日新しく六名の入信者を得、翌月には私の家に光明如来様を御奉斎させて戴き母と妹も同時に入信させて戴き、他に新しく七名と、入信される人も増して行き、つぎつぎの御守護により救われ行く人々の姿を見る時ただただ不思議の一言のみです。

わずかに短時日の中に御神体三カ所、入信者も二二名というこの御守護、入信日浅き私如き者にはただただ表わす言葉もございません。ただ嬉しさと尊さに先生のいわれるままに飛びまわりいる私であります。三月一日でした。入信してまだ間のない私の家へRさんという人が話を聞いたからと訪ねて来られました。聞けば「ペニシリン注射を診療所でうってもらってからどうも身体の調子が変になったので他の医者に行く時ちょうどこちの話を聞いた故訪ねて来た」というのです。聞けば「二、三日前から背中に腫物が大きくできてとても苦痛だ」とのこと「なんとか治してもらいたい」といわれるのです。

治病の力を授かったとはいいながら最初のこととて不安ながら手を翳していました。ところが二、三日したら夜中にしぼる程の汗をかき、十数年なかった下り物がしてこの状態が二、三日続いたそうです。その後経過はよく約一週間で治さして頂きました。実際に自分が手を翳してみて初めて分るといわれた先生のお言葉がなる程とうなずけました。明主様誠にありがとうございました。又二月二三日の朝仕事に行く途中道路から約三間下へ自転車諸共落ちた弟が短時日に治さして頂きました。ほんの腰と足とを打った程度で、そこは以前人が落ちて死んだところで、下が岩盤になっていて悪い場所でしたのに思わず知らず胸に手をやったそうです。万一入信さして戴いておらなかったら、今頃は足を折るか、手を折るか、運悪く生命迄もと思う時、身ぶるいを感ずると共に御守護の有難さにただただ頭が下るのみです。

尚先日二番目の弟が山に木を伐りに出掛けましたが、伐る時どうしたはずみか斧を足に打込んだそうです。シマッタと思ったそうですが地下足袋は約三寸程切れたのに足はなんともなっていないので、お蔭を頂いたと飛んで帰って喜んで語りました。つぎつぎと頂くこの御守護ただ胸一ぱいで心より家内一同御礼申し上げさして戴きます。現在は人から気違いと笑われながら御用をさしていただいております。

私の近所に八年間失明しているD(二四歳)君も飛び出ていた目玉がひっこみ今では「天気のよい日など外に出るとまぶしい」といい初めこの分なら御守護頂いて見えるようになるだろうと御両親も喜んでおられ、御浄霊に行くにも楽しみです。本人父親は四月一八日入信されて御守護頂かれ明るい家にさして戴いております。また今五、六名の病人を浄霊をさして戴いておりますが、みんなつぎつぎ御守護を頂き喜んでおります。私達も先生の御指導のもと御聖業に万分一を尽くさして戴きとうございます。

明主様数々の御守護誠に有難うございます。今日迄御礼申し上げることの後れましたことをお詫び申し上げますと共に、今後も御守護の程伏してお願い申し上げます。明主様有難うございました。

(栄光二百十九号 昭和二十八年七月二十九日)