この人は足掛十年も病んだ結核が、約一週間で治ったので驚いて入信し、それから色々の病人を治す力を与えられたという、恐らくこれ程の奇蹟は到底信じ得られないであろう。この患者の治った経過と、治病力を授けられてからの事実をみれば驚嘆の外はあるまい。実に人類肇って以来あり得ない奇蹟で、二十世紀の大きな謎である。これによってみても医学はイヤでも革命されなければならない運命に措かれている。病に苦しむなど吾々から見ると、馬鹿々々しい位である。医師諸君よ、この記事を見て何と思うであろうか。これでも信じられないとしたら、事実の不感症というより外言いようがないと思う。
疑いつつ結核治り入信
次々に御守護
(本文省略)
(栄光二百十九号 昭和二十八年七月二十九日)