左の御蔭話はよくある例だが、これは重大な意味を神様が教えたのであるから、この文を添えたのである。これを一言にしていえば、“神を頼りにせよ。人を頼りにするな”という事である。というのは自分は浄霊の力を戴いているのであるから、自分の病気でも自分が治すのが本当である。考えてもみるがいい、人の病気を治す力を与えられている以上、自分の病気でも治らぬ筈はないので、この信念こそ肝腎である。これも理屈に外れた事は、決して御蔭はないのであるから、何事も理屈に外れないよう心掛くべきで、そうでないと、労多くして功なしの結果となり、余計な苦しみをするだけである。つまり信念が肝腎で、その点よくよく肝に銘ずべきである。
盲腸炎を御救い戴いて
(本文省略)
(栄光二百二十二号 昭和二十八年八月十九日)