著述編

救世

おかげばなし批判 湿性肋膜の盗汗

心配すべきものにあらず(本文省略)医療は固める方法という事は、常に吾等が言う通りで右の患者がよくそれを物語ってゐる。又動物性食物過量の結果、下痢が続き消化薬を多く服用したとみえて胃下垂を起す等医療によって漸次悪化し死を覚悟する程度迄になった...
救世

おかげばなし批判 科学に先行の浄霊

毒血を排除せよ 大浄化で安産出来る(本文省略)右の批判右の患者は最初脳膜炎であって激しい嘔吐はその為である。すべて脳に関する病気の重い軽いは嘔吐の回数で判断するのが一番正確である。先づ二三回位の嘔吐ならいいが、五六回以上は生命の危険信号と思...
救世

新宗教に正信はないか

今日、雨後の筍の如く新宗教が現われ、現在約四百位あるとの話である。処が中にはいかがわしいものも少くない事実は誰も知っているが、之に対しジャーナリストは新聞雑誌に書く場合全部が全部迷信邪教と片づけて了うのも無理はないが、実をいえば全く玉石混淆...
救世

消化に就て

よく医学が、栄養に関する注意に何々が消化が良いから食えというが、之が大変な間違いである。消化が良過ぎると胃の活動の必要がないから漸次胃は弱化するのである。随而消化の良いものを食い、消化薬を服むとすれば胃は倍々鈍化し弛緩する。それのヒドクなっ...
救世

抵抗力

よく医学では「病気に侵されないようにするには抵抗力を強くしろ」というが、之は反対である。何となれば抵抗力があるから病気に罹るのである。言う迄もなく抵抗力とは浄化作用であるからである。処が逆理的医学は、病気に罹らないようにするには抵抗力を強め...
救世

我を去れ

凡そ人間生活上、我程恐ろしいものはあるまい。霊界の修業は我をとる事が第一義とされてゐるにみても知らるるのである。私は以前大本教信者の時お筆先の中に斯ういう一節があった、「神でさえ、我でしくじりたのであるから、我程怖いものはないぞよ」とあり又...
救世

再び借金を論ず

私は先頃借金是か非かという論文を本欄に載せたが、未だ言い足りない点があるから再び書くのである。というのは現在の世の中を見ると、借金の為に善い結果よりも悪い結果の方が多い事実である。そうして近頃の如く自殺者の多い事は今迄見ない程で、而もその原...
救世

救世教の名に就て

メシヤに就て、出版部客員松井誠勲氏が該博なる蘊蓄の下に次号に詳細解説される事は喜びに堪えないのである。無論読者もメシヤの起源を知りたいと渇望してゐるに違いないからである。勿論私と雖も右によって初めて知った位であるが、そのようなアヤフヤな考え...
救世

善を鼓吹する新聞

今日、凡ゆる新聞雑誌をみる時、周知の如く悪に属する記事が余りに多すぎる。曰く、強盗、殺人、窃盗、詐欺、闇取引、横流し、隠匿、密輸や、自殺、心中、姦通等々、殆んど数え切れない程である。もし、日本以外の国にいて、之だけ見たとしたら、日本位恐ろし...
救世

おかげ批判 “固め療法”は一時的

無信仰者にも示される威力(本文省略)批判のお言葉右の如く何に無信仰者でも事実の前には頭を下げざるを得ない好い実例である。以前馬に頭を噛まれて化膿を止める為にペニシリン注射と氷冷によって固った場所が再び痛んだといふ事は固め療法が如何に一時的で...