著述編

救世

救世61~65号

■救世六十一号 昭和二十五年五月六日 ・宗教と芸術 ・薬効短見論 ・歌集「山と水」に就て ・岡田道一先生に物申す そこひと神霊療法に就て ・おかげばなし批判 尊い生命を委すもの ・おかげばなし批判 霊線の尊さ ■救世六十二号 昭和二十五年五...
救世

悪人と善人

悪人曰く「善人といふ奴は実に怪しからん、俺が悪い事をしようとするといつも邪魔をしやがるのは善人だ」と言ふ。成程考えてみるとそういふ理屈もあらう。悪人の邪魔になるのは法律、警察、裁判所といふ邪魔物を善人共が作ったからだ--というかどうだか、そ...
救世

痔に就て

痔とは言う迄もなく肛門の疾患である。処がその原因たるや意外な処にあるので、それをかいてみよう。一般の痔としては、脱肛、痔核、裂痔等であるが、此根源は意外にも股間鼠蹊部にあるのである。例えば痔の右側が痛む場合必ず右側鼠蹊部にグリグリがある。そ...
救世

宗教の観方

世人が宗教を観る場合、甚だ正鵠を得ていない事に気がつく、それは宗教なるものの地位である。というのは宗教は他の何ものよりも最高に位するものであるからである。故に哲学も、道徳も、科学も宗教からみれば以下の存在であるのは勿論である。処がそれを知ら...
救世

おかげばなし批判 娘と私の難病

何れも御浄霊で治る(本文省略)此人は毒血が非常に多い為各部へ固結しこれが病原となったのである。その場合医療は固める事を可とするが、これが如何に誤ってゐるか、此実例によっても明かである。これに反し本教浄霊は毒結を溶解し排泄させるので全く根本的...
救世

おかげばなし批判 腸結核救はる

父も一命を助かる(本文省略)これは、腸結核ではなく普通の浄化作用でその原因は身体にある薬毒が下痢となって出たのである。それを知らない医師は薬を用いるから下痢の材料を入れるのだからいつまでも治らなかったのである。それを浄霊によって薬毒を減少さ...
救世

おかげばなし批判 諦めた瀕死の愛児

光明如来様に救わる(本文省略)右の批判之は全く、お腹の子が身代りになったのである。神様の御利益が、大難を小難にまつり替えて下さるといふ意味の具体化である。又此原因は貴方の家に何か特殊な罪穢があったのを祖霊がこの罪を払拭の為子供を身代りにしよ...
救世

平均浄化に就て

浄霊施術者に対し大いに注意すべき事がある。それは施術の場合平均浄化が起るという事である。例えば右の腕が痛いとする。それが良くなると今度は左の腕が痛くなる。恰度痛みが移行したように思えるが、実はこれが平均浄化である。つまり右の腕の毒素が除れ浄...
救世

子供の不良化

近来、子供の不良化が社会問題として取上げられているが、これに対し適切な回答は与えられていないようである。今日見らるる種々の不良化防止論は甚だ末梢的で、一つも問題の核心に触れていないのは遺憾である。之に就て吾等が信ずる絶対的防止法をかいてみよ...
救世

霊的に観たる熱海の大火

去る四月三日、熱海駅前から仲見世へかけて数十戸焼失し、驚きの未だ醒めやらぬ十日を経た十三日、今度は熱海中心部の繁華街全滅という空前の大火災に見舞われた。何しろ一挙に千六百数十戸を焼失し、損害参拾億というのであるから、小都会熱海としての打撃や...