本誌もお蔭を以て漸次知れ渡り、発行部数も毎号増加の一途を辿ってゐる。此雑誌位値打のあるものはない。一度読んだら放せないといふのが専らの定評である。と露骨にいふとあまりに手前味噌となるので、些か心苦しい次第である。
とはいうものゝ何しろ本誌に掲載されてゐる文字は、文字通り金玉づくめで、前人未踏の自観先生の論文の如きは、社会一般のレベルを遙かに抜いてゐるといってもいゝであらう。故に吾等は廿一世紀の学問とさへ思ってゐる。実に玩味すればする程精神的糧どころではない。大栄養物と思ってゐる。
信徒諸士が此誌を大いに宣伝用に利用すべきで、効果百パーセントは太鼓判を捺してもいゝと思ふ。
(地上天国四号 昭和二十四年五月二十五日)