著述一覧(未発表)

未発表御論文

滑稽阿呆文学 目下戦爭準備中

つらつら現代文明の、世界とやらを眺めたら、危いオッカない事ばかり。何時爆弾や毒瓦斯が空から降るやら判らない。抑々毛唐が拵えた科学文明といふ奴は、飛行機、ラジオを初めとし、便利な器械や発明を、やって呉れたそのお蔭で、寝てゐて千里も二千里も、行...
未発表御論文

「生長の家」の主張には 根本的誤謬あり

-此文を以て谷口氏に質す-「生長の家」の谷口氏が、絶対唯心論を振り翳して、あらゆる攻撃を物ともせず、敢然として戦ひ続けてゐる姿は、洵に悲壮其もので、其英雄的行動は、洵に讃嘆に値するものがある。然し乍ら、惜しむらくは、氏が唯一の御題目である処...
未発表御論文

本療法の特殊性

今日迄、全世界に現はれたる医療は固より凡ゆる病気療法に就て、一の例外ない重要事がある。それは何であるかといふと、患者が治療を受ける場合、医師を信ずればよく治るといふのである。又、特に医療以外の療法例へば精神療法、信仰的療法、其他何々療法とい...
未発表御論文

鰯の頭も信心とは 大いなる誤りである

昔から唱へられて来た「鰯の頭も信心から」と言ふ言葉がある。其言葉を一般の人は、真理であるかの様に思ってゐるのであるが、之は大変な誤りである。抑々人間が、信仰的信念を以て拝む場合、其本体即ち、的である処のものは、飽迄も崇高なる神格と、正しい第...
未発表御論文

寝言

宗教宗教といふが一体何処にあるんだ。仏耶を初め、宗教じゃない、宗教に似たものだ。言はば類似宗教だ。何故なればどれも之も、人類を救ふ力なんか、テンデありはしない。否、御自分達さへ救はれっこはないではないか。御本尊の釈尊でさへ仏法の真髄は真如と...
未発表御論文

三千世界の大清算 -世界最後の大審判はあるか?-

昔から、世の終りとか、最後の審判とか言ふ事が、聖書等にあるが、それを詳しく説いた者は、未だ無いやうである。私は斯事に就て、はっきりとは言へないが、まあ夢物語とでもして、あるとも言へるし、無いとも言へるといふ位の所で説いてみるのである。易者で...
未発表御論文

観音様に御願する態度

今迄の何か信仰してる、信者の信仰の仕方は、私から見れば大変間違ってゐるのである。特に神前に於て御祈願をする場合、そうである。例へば、何か願事をするのに、洵に諄々し過ぎるのである。泣くが如く、訴ふるが如く、肩を震はし、哀憐を、強ひて乞ふ如き態...
未発表御論文

御講話 (昭和十年十二月二十一日)

今、岡庭さんからお話がありましたが、最初、玉川のあの土地も変な工合で、十万円位のものが一万円位で手に入りました。之は、観音力でありますが、所が十二月二十日迄に第二回の支払として、二万一千円を払はなければならぬ。年末に差掛って、第一回に一万一...
未発表御論文

御講話 (昭和十年十二月十一日)

今米沢さんの話中、観音信仰は真の事の願ひならば、御利益があるといふ話でしたが、どういふ訳でそうなるかを説明しますと、観音様は一番御位が高い。八百万の神仏中一番高い御位ですから、観音様を拝めば、其人の魂の位が高くなる。例へてみれば、三段ありと...
未発表御論文

御講話 (昭和十年十二月一日)

今晩の御讃歌の中に、大審判といふ事がありましたが、あれは、あの御讃歌の通りなんで、昔からいふ世の終りとか、最後の審判とかいふ事をいひますが、もうそろそろ始まりかけてるのであります。それはどういふ事かと言ひますと、今度素晴らしい光明世界が出来...