著述一覧(未発表)

二十一世紀

序文

私の常に唱える地上天国とは如何なる世界であらうかといふ事は、よく聞かれるのであるが、之に就て私は一九二六年神示によって知り得た一世紀後の世界の状態であるが、今迄幾度書かうと思ったが、どうも時期尚早のような気がして今日に至ったのである。処が最...
二十一世紀

二十一世紀

・序文 ・二十一世紀 ・悪なき社会 ・政治
年代不詳

医学の発見に就て

最近中村医博が死人の眼球を利用し角膜移植によって、盲眼を治癒し成功したという報告があり、それをよく聞かれるから茲に解答するのである。白内障等にて水晶体が曇った場合、恰度艶消硝子のようなものであるから、透明硝子を入れ替えれば一時見えるのが当然...
年代不詳

病気と苦痛

人間一度病気に罹るとする。病気に罹ったと言ふ意識は苦痛である。言はば病気即苦痛である。然し苦痛にも色々の種類がある。これまでの医学は病気と苦痛を同じものにみてゐた。それが為苦痛を緩和すればそれだけ病気も緩和すると思ってゐた。此考え方が根本的...
年代不詳

科学は迷信か

私は常に科学迷信を戒めてゐるが、恐らく今日の世の中で、そんな事をいふ人は一人もないであろう。事程それ自体がそれを物語ってゐる。成程科学は結構であり、有り難いものであるのは分りきっているが、其反面又飛んでもない罪を犯している事も見逃せないので...
年代不詳

頑張り

世間よく頑張りという言葉を聞くが、之は近頃出来た言葉らしいが、此言葉の意味を考えてみると、どうも人間の力に頼りすぎる感じがする。それは事実をみても分る通り、成程一時は効果があるやうだが、結局に於て反対の結果が多いやうである。特に信仰者はそう...
年代不詳

科学迷信を打破せよ

今日の社会全般を見ると、何でも彼んでも科学の二字を附けないと、誰も信用しないらしい。といふやうに、よくも之程科学は人間の心を占領したものだ。全く科学の奴隷である。処が驚くべき事は、今日学者が宗教を批判してゐる事である。言う迄もなく今日宗教を...
年代不詳

医学の進歩と寿命

近頃医学の進歩によって、人間の寿命が延びたといってゐるが、成程数字から見たらば確かにそれに違ひないが、それは表面に現はれた現象であって、只漫然とそれを謳歌する事は間違ってゐる。何となれば確かに寿命は延びたが、病人の数は少しも減ってゐないのは...
年代不詳

親切な悪魔

よく病気が思ふやうに治らないので、進退谷った際、本教の話を聞き、是非縋らうと決心した時、例外のない程周囲の誰彼が止めるので、決まりもののやうである。彼等が口に言う事は、之程進歩した医療で治らない筈はないのに、そんな近頃流行の新宗教にやって貰...
年代不詳

薬とは何ぞや

昔から人間は病は薬で治るものと固く信じてゐるが、恐らく之程道理に外れた話はあるまい。といふのは病といふものは、昔は草根木皮といって野山に自然に生えてゐる植物であって、無数にあるその中から特殊のものを選び出して、治そうとしたのである。処がそれ...