光新聞

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ヒロポン中毒

最近覚醒剤としてのヒロポン中毒がやかましく謂はれ、禁止の運命になった事は人の知る処である。之は尤もな話で、何しろ青少年層にまで非常な勢を以て浸潤しつゝある事実で実に悚(オソ)るべきである。随而禁圧の手段も当然処か寧ろ遅きに過ぎる位である。右...
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インチキの名を返上する

よく新聞などに 新宗教を目してインチキという名を冠するが、勿論本教も其一人であろう。処がインチキという言葉は社会通念からみるとマヤカシモノ即ち本物でない-という意味にとれるが、之に就て本教としてはどの点がインチキであるかを釈明する事も満更無...
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現世利益と未来利益

世間宗教批判の場合、現世利益と未来利益とどちらを欲するのが本当かという、その是非に迷う者もある。というのは一般世人は例外なく現世利益を欲するに拘わらず、宗教家やインテリは口を極めて、現当利益は低級宗教であり、未来利益を目的とするのが真の宗教...
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投書密告による被害

当局が犯罪の手掛りとして投書密告を歓迎するのはよく判るが、真面目な意味の投書なら、吾等と雖も賛意を表するに吝かではないが、然し悪意や策謀による虚構、捏造的のそれは大いに警戒の要があろう。それによって自己の満足を得ようとするのは、実に悪魔的行...
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借金是か非か

私は二十数年間、借金の為凡ゆる苦しみを舐(ナ)めて来た。差押え数回、破産一回受けたるにみても想像されるであらう。それ等の経験によって帰納されたものが、今言はんとする借金哲学である。今借金をしようとする人を解剖してみるが、単に借金といっても積...
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医学談片集 或看護婦長の話

数年前、本教が日本浄化療法時代に講習を受けた、元陸軍病院所属、結核療養所の看護婦長をした某女の話をかいてみる。彼女は、数多くの結核患者を扱っていたが、その殆んどは漸次悪化し、死にまで至る中に、唯一人某青年士官の患者だけは助かった。というのは...
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医学談片集 或眼科医の話

これは十数年以前、私が麹町半蔵門で開業していた頃の話である。当時東京市内某区の学校医を三十年もしていた或老眼科医が眼病に罹り漸次悪化し、失明一歩手前という時であったのが、一週間の浄霊で完全に治ったので、喜びのあまり教修も受けたのである。右眼...
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真の宗教

真の宗教とは、世界主義を建前としなくてはならない。一国一民族一階級を対象としたものは真の宗教ではない。という訳はそのように極限されたものは必ず勢力争いが生れる懼があるからで、元来宗教なるものは和が基本である以上、争いを絶無にするのがその本質...
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食はず嫌い

如何に医学が進歩したと言っても、病人のない家庭を作り、それが漸次殖えるのでなくては真の進歩とはいえまい。そうして昔から主治医という言葉があるが、之は医学の力のない事をよく表はしている。もし医学で真に病気が治るとしたら、主治医なる言葉は生れな...
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本教の批判者へ

之は常に感じている事であるが、本教の批判者の見方は甚だ不公平な憾みがある。何となれば本教が現在社会各層に対し、素晴しい救済的功績を挙げつつあるに拘はらず、その事は全然眼を蔽うているかのようだ。そうしておいて何か些かでも欠点がないかと眼を皿の...