救世

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歌集「山と水」に就て

いつも言う通り、信仰の目的は魂を磨き、心を清める事であるが、その方法としては三つある。一は、難行苦行や災害による苦しみと、二は善徳を積む事と、三は高い芸術によって魂を向上させる事とである。以上の中、最も簡単で、捷径なのは高い芸術による感化で...
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薬効短見論

よく新聞紙上などに、何々病気に卓効ある新発見の薬剤が出来たといって医学の進歩を誇称するが、之は大いに注意の要がある。何となれば薬剤の効果は如何に顕著であっても短期間では信用出来ない。どうしても数ケ月から二、三年位の間治癒状態を眺めてからでな...
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宗教と芸術

吾等の常に唱うる如く、神の理想は地上天国を造るにあり、天国とは戦争のない恒久平和の真善美が完全に行はれる世界であらねばならないとすれば最も発達するのは芸術である。昔から宗教は芸術の母なりという言葉もある位で、宗教と芸術とは切っても切れない密...
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救世61~65号

■救世六十一号 昭和二十五年五月六日 ・宗教と芸術 ・薬効短見論 ・歌集「山と水」に就て ・岡田道一先生に物申す そこひと神霊療法に就て ・おかげばなし批判 尊い生命を委すもの ・おかげばなし批判 霊線の尊さ ■救世六十二号 昭和二十五年五...
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悪人と善人

悪人曰く「善人といふ奴は実に怪しからん、俺が悪い事をしようとするといつも邪魔をしやがるのは善人だ」と言ふ。成程考えてみるとそういふ理屈もあらう。悪人の邪魔になるのは法律、警察、裁判所といふ邪魔物を善人共が作ったからだ--というかどうだか、そ...
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痔に就て

痔とは言う迄もなく肛門の疾患である。処がその原因たるや意外な処にあるので、それをかいてみよう。一般の痔としては、脱肛、痔核、裂痔等であるが、此根源は意外にも股間鼠蹊部にあるのである。例えば痔の右側が痛む場合必ず右側鼠蹊部にグリグリがある。そ...
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宗教の観方

世人が宗教を観る場合、甚だ正鵠を得ていない事に気がつく、それは宗教なるものの地位である。というのは宗教は他の何ものよりも最高に位するものであるからである。故に哲学も、道徳も、科学も宗教からみれば以下の存在であるのは勿論である。処がそれを知ら...
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おかげばなし批判 娘と私の難病

何れも御浄霊で治る(本文省略)此人は毒血が非常に多い為各部へ固結しこれが病原となったのである。その場合医療は固める事を可とするが、これが如何に誤ってゐるか、此実例によっても明かである。これに反し本教浄霊は毒結を溶解し排泄させるので全く根本的...
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おかげばなし批判 腸結核救はる

父も一命を助かる(本文省略)これは、腸結核ではなく普通の浄化作用でその原因は身体にある薬毒が下痢となって出たのである。それを知らない医師は薬を用いるから下痢の材料を入れるのだからいつまでも治らなかったのである。それを浄霊によって薬毒を減少さ...
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おかげばなし批判 諦めた瀕死の愛児

光明如来様に救わる(本文省略)右の批判之は全く、お腹の子が身代りになったのである。神様の御利益が、大難を小難にまつり替えて下さるといふ意味の具体化である。又此原因は貴方の家に何か特殊な罪穢があったのを祖霊がこの罪を払拭の為子供を身代りにしよ...