岡田茂吉

結核の革命的療法

結核の革命的療法

・序文・医学の解剖・病気とは何ぞや 寒冒・肺炎と結核・肺患と薬毒・結核と精神面・自然を尊重せよ・結核と特効薬・栄養・病原としての細菌・無機質界・霊主体従・無機から有機へ(昭和二十六年八月十五日)
観音運動

大光明世界の建設 宗教と科学

今日迄、宗教と科学は全然反対の立場になってゐたが、之は間違ってゐた。近き将来に於て、宗教と科学は、結合一致すべき運命にあるのである。それは、科学の進歩は結局神の実在を認識する迄になるからである。それに就て、最近に於ける、二つの顕著なる発見を...
観音運動

大光明世界の建設 病気の原因と其解消

現在、生きてゐる人間は、自分一個の存在でなくて、祖先の繋りで、祖先の延長である事を知らなくてはならない。又言ひ換えれば、無数の祖先の綜合が、個体たる自分である。無数の祖先の霊線が、自分一個の霊と繋ぎ合ってゐる。丁度、紙風船の糸の形を想像すれ...
観音運動

大光明世界の建設 幸福の家

本会下附の観世音の御神体は、観世音菩薩の御直筆であると言ってもいいのである。故に御奉斎をすれば、其御神体から、光明を放射するのである。之は、其家の幾人かは必ず拝するのである。其光りの色は、プラチナの如きあり黄金の光りもあり、紫の光りもあって...
観音運動

大光明世界の建設 支配階級の改心

社会悪や不幸は、凡て結果であるといふ事は、膏薬張の救ひで述べた通りである。恰度、河川の濁るのは、上流の源が濁るからであるのと同一の理である、故に社会の溷濁(コンダク)は、社会全般の指導者たるべき上層階級が浄まらなくては、百年河清を待つとて...
観音運動

大光明世界の建設 低級宗教

前項に述べた如く現当利益其物は、必ずしも、低級宗教ではないのである。然し乍ら実際、低級宗教はあるにはある、而も其害毒たるや、恐るべきものであって、寧ろ、其筋の取締りをさへ乞ひ度いのである。それは、彼の稲荷下ろし、飯綱使ひ等の如く、祈祷其他の...
観音運動

大光明世界の建設 現当利益

此現当利益といふ事を、低級信仰として解釈する多くの人があるが、それは大いに誤ってゐる。其点を述べてみやふ。世に、現当利益が、心から嫌ひだといふ人は、実は一人もあるまい、如(モ)し、有るとしたら、其人は狂人である。病気が治るのは、嫌ひだといふ...
観音運動

大光明世界の建設 救主と贖罪主

世間往々、救主と贖罪主とを混同してゐる。然し、実際は、天と地程の相違がある。贖罪主とは、罪の贖ひ主である。彼のナザレの聖者イエスが、世界万民の、罪の贖ひの為に、十字架にかかったのは之であった。之こそ、大いなる贖罪主であった、贖罪とは、罪人の...
観音運動

大光明世界の建設 光の主

凡ゆる病気を治し、貧乏を無くし、争いを無くする力、不幸と罪の原因を、はっきりさせて、その原因を取除く力、それは、光りの、力の浄化作用である。日月の光りが、一個の人間の肉体を通して、働きかけるといふ力とは、実に、空前の事象なのだ。科学では到底...
観音運動

大光明世界の建設 観音力

人或は曰はん、観世音菩薩は、敢て、今更事新しく、知らせてくれなくても、古来、東洋諸国、併も、我日本に於ては各地に堂宇を建てて祭り、又寺院に祭り無数の人達が尊信し、礼拝して、その利益に預かって来たのではないかと、それも、一応は尤もである。今日...