世界救世教

明日の医術

二○、腫物とその切開に就て

腫物には、瘍疔(ヨウチョウ)や其他結核性等種々あるが、大体は同一と見做して可いのである。それは腫物のすべては浄化作用によって、体内の不純物が毒血や膿汁となって一旦皮下に集溜し、腫脹し、皮膚を破って排泄せらるるのであるから、全く生理的自然作用...
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一九、婦人病

婦人病にも種々あるが、概略左に説いてみよう。最も多いのは、子宮に関する病気である。医学では子宮内膜炎又は実質炎、周囲炎等の名称を附してゐるが、炎のつく限り有熱病であるから、浄化作用が起ってゐるので、放任しておけば必ず治癒するのである。然るに...
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一八、精神病及び癲癇

精神病と癲癇は洵によく似てゐて、共通的のものであるが、又異なる点もあるのである。そうして此孰れもが、全然霊的原原によって発病するのであるから、如何に体的、唯物的療法を行ふと雖も効果がある筈はないのである。故に、之は、霊的病気の項目に詳説する...
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一七、花柳病

花柳病といへば、医学上硬性下疳(コウセイゲカン)即ち梅毒及び軟性下疳及び淋病の三種とされてゐる。然し、近来今一種発見されたとして居るが、茲では三種だけの説明で充分と思ふ。硬性下疳は医学上スピロヘータなる黴菌によって、不潔なる行為から感染す...
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一六、脚気とバセドー氏病

此脚気も、日本人特有の病気であって、原因は、医学で唱ふる如く白米食である事は言ふ迄もない。故に療法としては、最も簡単なのは七分搗(ヅ)きの米食になし、副食物を成可く多く摂るやうにすれば速かに治癒するのである。又、他の方法としては米糠を食後...
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一五、痔疾患

日本人特有の病気に痔疾患がある。其病気症状も種々ある事は、世人が知る通りである。其中最も多いのは脱肛であらう。之は、医学でも言ふ通り、日本の便所の構造が悪い為も確かにある。そうして脱肛は、排便方法によって治すのが一番良いのである。それは、便...
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一四、癌病

癌に関係した病気の多い事も、周知の事実である。そうして此病気は他の病気と異なりその原因が膿ではなく癌特有の毒素であって而も人体の如何なる部分即ち筋肉でも骨でも臓器にでも遠慮なく移行拡充するといふ、実に恐るべき病気である。医学上無菌とされてゐ...
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一三、リョウマチス

此病気も相当に多いのであるが、之も勿論、浄化作用によって、手足の関節に毒素が集溜し、紅く腫脹するのである。最盛期は実に激烈な痛みで、其際些かでも手足を動かすか、或は物が触れると飛上る程痛むので、医療に於ては、ギブスを以て患部を動かぬやう物に...
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一二、肝臓及び黄疸と結石

肝臓病に就て説いてみよう。医療に於て、肝臓病と名付けるものは、大抵は肝臓は異常はないのである。それは肝臓の外部に溜結した毒素が肝臓を圧迫するので、之が其部の痛苦又は黄疸等を起すのである。医師の診断に於て、よく肝臓が腫れてゐるといふが、実は、...
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一一、歯槽膿漏及顔面麻痺

近来、多い病気として歯槽膿漏がある。之も医学では未だ原因不明とされてゐるが、私の研究によれば、根本は腎臓からである。腎臓から発生した尿毒が肩部に集溜し、尚進んで頸部淋巴腺附近に移行する。それが浄化作用によって、歯齦(ハグキ)から滲出排泄さ...