御論文体系化計画

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頭痛

頭痛には、全体的頭痛と偏頭痛と、前頭部頭痛と後頭部頭痛とがあります。右の外慢性頭痛、頭重、眩暈、朦朧感、圧迫感等の症状もある。原因は、頭脳の微熱、毒血に因る場合と脳貧血に因る場合と二通りあります。毒血に因る場合は熱く、脳貧血に因る場合は冷た...
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患者取扱

今晩から愈々個々の病気の事に就ての御話になります。其前に先づ最初、患者を扱ふ上に於て参考になる事をお話致しますが、医者の方では大体打診、聴診及び五指の圧診であります。聴診の方は音を聴く訳で大体肺病のラッセル(ゼーゼーした音)などを聴くには都...
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運動と疲労

運動は、如何なる病気でも、苦痛でない限りするほど良いのであります。空気は、無論、浄い空気を吸った方がよいのですが、今日の世間でいふ程、重大な影響はないのであります。埃を吸っても害は僅かで、何より肝腎なのは霊気であります。 又よく疲労をやかま...
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睡眠

睡眠に就ては、近来結核などは充分に睡眠を採らなくてはならないとされてありますが、吾々が実際研究してみますと、睡眠不足は頭脳には確かに影響があるが、結核には影響がないやうであります。然し、精神病者には大関係があります。精神病の最初は睡眠不可能...
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喫煙

煙草は吹かすのは可いが喫み込むのはわるい。吹かすのは鼻から香を吸って脳を刺戟するから頭をよくする。考へ事をする時など実に効果があります。世間頭の良い人で煙草を吹かす人が多いのは事実でありますから、頭の良くなりたい人は、煙草を吹かすと宜しいの...
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飲酒

飲まぬ方が良いのであります。酒は百薬の長などと言ひますが、場合によっては五勺か一合位はいいが、大酒は悪いに決っております。之は事実ですから、説明の必要はないと思ひます。 飲酒(岡田先生療病術講義録 昭和十一年七月)
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湿布

湿布人間は皮膚面からも呼吸してゐるものであって、湿布をすると之を妨げる関係上、新陳代謝を妨害する事になり、浄化作用を弱らせる事になるのであります。 塗布薬之は薬が皮膚から滲透し、血液を濁し、浄化作用を弱めるから、一時苦痛は緩和されるが、治癒...
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日光浴

最近西洋の某学者の唱へ出した説に、日光中には、人体に非常に良い紫外線などがある代りに又非常に悪影響を及ぼす何ものかがある、と言ふのです。大体人間は日光に晒さるべき動物ではない。日光に終日照らされるのは余りに強過ぎる訳であります。然し、働いて...
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贖罪療法

贖罪療法は、昔から相当にあるのであります。世界人類の罪を贖罪したのは、イヱス・キリストである事は誰も知って居る処であります。又、人の道の開祖御木徳一といふ人は、最初、金田徳光といふ人に遇った時、それまで御木氏は重症な喘息だったんですが、金田...
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鍼と灸点

すべて治療といふ事は、病気は汚い物が溜るんですから、水で洗ふか火で焼くか、どっちかの方法であって、灸は一時火で焼く意味でありますから、相当の効果はあるのであります。然し勿論、体的燃焼であるから、治るとしても一定時であって根本的ではないのであ...