糖尿病

此病気は糖分が尿と共に排出する事は誰も知る所であって、症状としては疲労感、尿の排泄多量、頻繁なる尿意、喉の渇き等である。又、歯の脱落も特徴であります。此病は、患者自身の発見ではなく、医師に言はれて知る人が大部分であります。

原因は肝臓外部下辺に毒素溜結し、それが肝臓を圧迫するので、肝臓の活動に支障を来すが為である。此病の人を診査すると、必ず胃から肝臓、腹膜にかけて水膿溜結があるのである。そういった器能が一帯に圧迫されるのが原因で、特に、肝臓部が割合に酷いのであります。

したがって、之を治癒せんとするには、大いに運動をなし、浄化作用を起さし、毒血を発熱によって、下痢又は喀痰等によって排泄すればいいのである。膿結を溶解するに従ひ段々治ってゆく。割合治りいい病気で、治癒の状態は、喉が渇くか渇かぬかで最もよく判るのである。又、夜中に小便に行かなければ治ったとみても可い。尚医師で尿の検査をすれば確実である。

医学では糖分を禁ずるが、之は不可であって、食事は普通の健康食でいいのである。何となれば、浄化作用を起させるのはその方がいいからである。

〔浄霊箇所〕
肝臓部、背面腎臓部

糖尿病(岡田先生療病術講義録 昭和十一年七月)
糖尿病(医学試稿 昭和十四年)