御論文体系化計画

御論文体系化計画

夜尿症

此病気は小児に多いのですが、又成年期になっても治癒しないものが相当あります。原因としては二つあって、一つは、膀胱の周囲に水膿溜結し、其為膀胱が圧迫されて縮小して居るから自然尿量が充分溜れない為であります。二は、尿道の括約筋の附近に頑固な水膿...
御論文体系化計画

小児麻痺

小児麻痺も、近頃は仲々増えたやうで、当局が最近法定伝染病の中へ入れた位である。然し此病気は日本よりアメリカの方が多いやうで、之も人の知る処である。此病原は霊的と体的とあるが、霊的の方は滅多になく、世間一般小児麻痺といふのは体的の方で、言はば...
御論文体系化計画

水痘

此病気は一種の発疹でありまして、其色が他の発疹に見る如き赤色でなく、皮膚と同一の色であって、小さい疣(イボ)の如きものに水分を含んで居るのが点々と発生するのであります。そうして軽微の発熱もあります。原因は特種の水膿の排除作用であります。本...
御論文体系化計画

百日咳

百日咳であるが、此原因はヤハリ出産前母の悪露を呑んだ為で、それが一旦吸収され保有してゐたものが、時を経て浄化によって出るので、何よりも此病に限って、猛烈な咳と共に、必ず泡を吐くのである。そうして百日咳の特徴は、咳する場合必ず息を引く音がする...
御論文体系化計画

麻疹

此病気は、人間が生れながらにして保有せる一種の毒素が、皮膚面から排除されるもので、発病及症状としては、早くて二、三日、遅くて十日間位発熱が持続し、遂に皮膚面に発疹をするのである。したがって熱が持続し、他に異常の無い場合は、麻疹の疑を起すと共...
御論文体系化計画

小児肺炎

此病気は、大人の肺炎と同一でありますから略しますが、大人よりも治療日数が余計かかる傾向があります。小児肺炎(岡田先生療病術講義録 昭和十一年七月)
御論文体系化計画

疫痢

疫痢は割合多い病気で、且死亡率も高いから、最も恐れられてゐるが、此症状は最初から頻繁な欠伸が特色で、全然食欲もなく、グッタリして元気がなく、眠りたがる等で、それらの症状があれば疫痢と見ていい。此原因は上半身にある殆んどの毒素が、浄化によって...
御論文体系化計画

不感症

次に近来大分喧しく云はれてゐるものに彼の不感症があるが、之は医学でも全然判ってゐないし、婦人にとっては之程将来の運命に関はる重要なものはないから、成可詳しくかいてみよう。人も知る通り折角結婚しても、何より肝腎な夫からの愛情を受入れ難いので、...
御論文体系化計画

不妊症

之は、現在は後屈及び男子の精虫の欠乏などが原因とされてゐますが、勿論、それ等も原因でありませうが、私の観る処では、性器全体の衰弱であると思ひます。 此種の患者を診査するに、その殆んどが下腹部が多少膨満し、普通より固結してゐるのであります。之...
御論文体系化計画

白帯下

婦人病に就て、根本原因をかいてみるが、元々婦人病の一切は、体内に保有してゐる毒素が、漸次下降する為であって、下腹部に溜れば子宮、卵巣、喇叭管、膀胱等の障害となり、尚下降すれば痔疾、並に一般陰部の病原となるのである。茲では婦人によくある白帯下...