船車の酔

之も一種の病気であって、割合多いのであります。原因としては、胃の周囲に滞溜せる水膿が動揺の為胃中に浸潤し、不快、嘔吐感又は嘔吐をするのであります。 胃部より乳部辺までを指圧すれば、痛み又は重圧感のある個所がそれであります。 本療法によれば、軽症は二、三回、重症は五、六回にて全治するのであります。(岡田先生療病術講義録 昭和十一年七月)