猩紅熱

此病気は其名の如く、身体一面紅色を呈し、微細な発疹を伴ひ、高熱を発するのであります。
原因は、生来保有せる一種の毒血が黴菌に誘発されるのであります。
本療法によれば軽症で二、三回、重症で一週間位で容易に全治するのであります。 回復期には、皮膚が脱落するのが特徴であります。(岡田先生療病術講義録 昭和十一年七月)

猩紅熱

此病気は発熱と同時に、全身又は或部分が紅色を呈し、軽微な発疹をみるのであって、伝染性のものである事は、人の知る所である。原因は、遺伝による血液中の毒素が浄化作用によって、皮膚面へ滲出せんとするのである。伝染は黴菌が浄化作用を誘導するのであるから、伝染する方がよいのである。そうして、生命には別条はないので、自然療法で全治せんとするのである。全治後は浄血になるから健康は増すのである。(医学試稿 昭和十四年)