著述編

光明世界

阿呆文学 目下罪障消滅中

先づはそんじょ其処らに八宗九宗ある。信者を片端(カタッパシ)から此の阿呆、近頃検(シラ)べ上げて見りゃ恐れ入谷の鬼子母神。驚き桃の木山椒の木。摺古木棒を見たやうに、後戻りしては又進み、進むと思へば後戻り年が年中一所。行ったり来たりする如(...
光明世界

巻頭言

光に背く者の滅びゆく姿余りに多くを見たり光を塞ぎ眼を閉じて真の声を聴くを欲せず光々耳に入れば逆らにとってたちまち反噛す光れどされど万霊を救ひ給ふ観世音菩薩の大慈大悲は光ずや背く者も嘲る者も救ひの御手をひろげ給ひ光光の御袖に抱かれ光明世界の門...
光明世界

余が発見せる風邪の原因と其療法

輓近(バンキン)医学は、非常に進歩したといふ。然し乍、罹病率の王者を占め、また重病の先駆的危険を有する風邪(フウジャ)の原因が未(イマ)だ、発見せられざると言ふに至っては、甚だ以て心細い限りと云はざるを得ない。然るに、余は数年来、独特の...
光明世界

千手観音の霊写真に就て

昭和九年十月十一日、午後二時頃、全く未知の人、東光男なる名刺を持って、面会を求められた。余は、その姓名を見るや、興味を覚へ、早速、面会に及び、其来意を訊ねたるに、同氏曰く、「自分は予(カネ)てより、霊感に依って「観音力所有者」を探しゐたり、...
光明世界

阿呆文学 枝葉末節文化 其 二

議会が開会毎に、法律といふ七面倒臭い条文が増えて行くんで御座る。此の分で行ったら、昭和五十年頃には、第一万三千八百六十九条の、第千七百二十八項等と言ふ、途轍も御座らぬ、条文も出来るであらふと、大して心配もしないが、と、いってそうならぬとも、...
光明世界

阿呆文学 枝葉末節文化 其 一

道は単一無雑といふ言葉が御座るが、其の通りで、決して複雑多岐に渉るものでは御座らぬ。複雑多岐に渉れば渉る程、真理と言ふ奴、影も形も見えなくなるんで、御座るから不思議で御座る。彼の医学を御覧じろ。天から授った、此の眼玉では、何も無いと思ふ空気...
光明世界

巻頭言

神は光にして光のあるところ平和と幸福と歓喜あり無明暗黒には闘争と欠乏と病あり光と栄へを欲する者は来れ 来りて--観世音菩薩の御名を奉称せよ さらば救はれん (光明世界一号 昭和十年二月四日)
光明世界

大黒様のお話 --会主の御講話の続き--

最後に、此処へお祭りした「大黒様」の事に、就いてお話したいと思ひます。私は、一昨年の暮から、恵比須大黒をお祭りし、人にも祭らしてゐますが、恵比須大黒に就いての、細いお話は、他日お話する事に致しますが、之を祭ると、確かにお金が入って来ます。病...
光明世界

大光明世界の実相(五) 自由無礙

私はいつも、自動車に乗ってる時に、よく思ふんですが、観音行は恰度、自動車の運転の如うなものである。途を真直に行くにはハンドルを絶えず、右とか左とか動かしてをる。そこが非常に面白い所で、真直と決めれば、必ず障害物に突当ります。それと同じで今迄...
光明世界

大光明世界の実相(五) 万教帰一

今迄種々(イロイロ)な宗教がありますけれど、それ等は大変間違ひがあるんで、それは神様が、世界経綸の上に於て、本当の事を発表する事が出来なかったんであります。その為に、いくら一生懸命になっても、本当の事が判らない、判らないから種々(シュジュ...