著述編

栄光

大乗愛

単に愛といっても、小乗愛と大乗愛の区別のある事を、充分知らねばならない。そうして小乗愛の最も極端なのが、言う迄もなく自己愛で、次が血族愛、友人愛、団体愛、階級愛、国家愛、民族愛という順序になるが、茲迄の愛は悉く小乗愛で、之は何程熱烈な愛でも...
栄光

医学断片集(十五) 発育の遅れる児童

近頃発育の悪い幼児が非常に増えたそうだが、其原因が分らないのでお医者さんも困っている。何よりもラヂオなどの質問で、お医者さんの答弁を聴いてみると、苦し紛れの不得要領な説明でお茶を濁している。では真の原因は何かというと斯うである。勿論薬毒の為...
栄光

薬屋さんには御気の毒

近頃時々耳にする話だが薬屋さん連中が当局に向って投書其他の方法で本教を非難し妨害的態度に出ているそうだが、之も決して無理とは思わない。何しろ病気の原因は薬であるという事を唱えるのであるから、本教を憎むのも当然で、吾々も常にお気の毒とは思って...
栄光

事故の原因

近来交通事故を始め、色々の事故が多く当局に於ても絶えず注意を与えているが、それに頓着なく年々増える一方であるから厄介である。ではどうすればいいかといっても、今の処其原因が全然不明であるから注意以外どうしようもないのである。そこで真の原因は何...
栄光

救世の警鐘

凡ゆる病気の原因は薬であるという事は、私は常に唱えている処であるが、それを知らない一般は、病気に罹るや、薬で治るものと絶対信じており、良い薬さえ発見すれば治るものとして、各国の専門家は其研究に没頭し、新薬を発見しようとして懸命になっている。...
栄光

伝染病恐るるに足らず

之から夏期になるに従って、諸種の伝染病が続出するとして、当局は大童になって、予防方法や色々な施設に懸命であるが、吾々からみると洵に情ないのである。何となれば医学は其根本が分っていないからでもあるが、根本さえ分ってみれば何も心配も要らないばか...
栄光

美術館建設の意義

左の文は、去る七月一日信者以外の社会各名士を招待の際の御挨拶に就て、外国新聞通信社の方々から、前以て原稿にして貰いたいというので、お書きになったものである。私はメシヤ教々主岡田茂吉であります。今日は御多忙の処、折角御光来下さいました段厚く御...
栄光

農耕者の迷信に就て

左の報告を読んでみると、従来の農耕迷信が、仲々抜け切らない事をよく物語っている。其根本は何といっても、自然を無視したがる事である。というのは水田の水分が多いとか少ないとか、色々な事を心配する為、余計な事をして、反って成績を悪くするのである。...
栄光

自然農法の勝利

今度新潟県佐渡地方の信者の、自然農法成績に関する座談会が開催された其記事を読んでみると、今迄にない快いものがあったのである。というのは自然農法に切換えた最初の年から、一人の減収もなかったという事実で、全部初年度から二年、三年と漸次増収しつつ...
栄光

自然農法の驚異

自然農法の成績報告は、其後ボツボツ集ったので、此前程全面的ではないが、纏まっただけを以て再び特輯号を作ることにしたので、勿論その悉くが実行者自身の手になったものであるから、絶対的信を措いて差支えないのである。之に就て思い出されるのは、本年二...