著述編

東方の光

東方の光

■東方の光一号 昭和十年一月二十三日 ・観音力と吾等 ・非常時と宗教 ・皇道ばやり ■東方の光二号 昭和十年二月五日 ・政民聯繋 ・『観音運動に就て』 ■東方の光三号 昭和十年二月二十三日 ・全人類待望の炬光 大聖観音力の顕現 併而仏説の開...
光明世界

滑稽阿呆文学 南無諦め宗

日進月歩の世の中も、阿呆の眼玉で睨んだら、辻褄合はない事ばかり、偉い御方が高慢な、顔して真理がどうだとか仏教哲理がどうだとか、四角い活字を並べたて、鼻をオヤかしチョビ髯を捻って己は直々に、阿彌陀や釈迦から聞いた如な、事を偉そにぬかしたて、盲...
光明世界

西洋医学の大誤謬(一) 対症療法による病気悪化

然らば、病気の結果である。苦痛の本質は何であるか、それは、病気を治癒すべき、人間自身の工作が、神経を刺激するからである。例えば、発熱とは病気を溶解し、又は殺菌する治癒工作であり、痛みとは病素を排除し又は縮小する工作であり、嘔吐下痢は、毒素を...
光明世界

西洋医学の大誤謬(一) 病気の原因と発生

病気の原因に就て、西洋医学は未(イマ)だ何等、確定的発見がない、風邪の原因すら、未(イマ)だ以て不明であるに見ても瞭かである、西洋医学に於ての病理の説明は、肉体に現はれたる現象に病名を附し、その進行過程の説明に過ぎない、従而、その療法として...
光明世界

西洋医学の大誤謬(一)

抑々病気とは何ぞや、言ふ迄もなく、人体の一部又は全部に、異常現象が発生し、それに因る苦痛である。然らば何故に異常現象が表はれたのであるか、之は現在迄の医学では更に判ってゐないのであるから、治療法が確立されないのは当然である。之に就ての私の研...
光明世界

箴言

病者に向っては其患部を指摘する。それによって治療の根本は成立する。今! 全社会を見渡した時--その孰(イズレ)もが、病患に悩んでゐる。宗教に、政治に、経済に、凡ゆるものが、故に--其患部を指摘する。それが、わが観音会の使命ではある。 (光...
光明世界

観音運動とは何か

一、観音運動に、二大目標あり、一は、宗教の是正と、一は、医学の革正なり。一、観音運動は、人間の完成を目的とす、人間の完成とは、健全なる精神と、健康な る肉体保持者を造るに在り。一、真の宗教は、人間の精神を健全に、真の医術は、人間の肉体を健康...
光明世界

阿呆文学 貧乏製造宗

宗教と名の付くものは八宗や、九宗どころの数(カズ)じゃない。一寸指折り数えただけで、南無阿弥陀仏や蓮華経、だけで五十と六派あり。高天原が十三派、アーメンでさへ幾派あり。此外もぐりや名の知れぬ出来星宗教数えたら、幾何百かは判らない、それやこ...
光明世界

箴言 畏怖するなかれ

世には、現在信仰しつつある、宗教に飽き足らざるも、尚、離るる能はざるものあり。そは、其神罰を恐るるが故なり。哀れむべき哉、世の大衆よ、その宗教に欠点あり、信ずるに、足らざれば、断乎、速かに転向すべし。決して罰は、当らざるなり。何となれば、欠...
光明世界

金龍物語 (口絵霊写真の解説)

此霊写真にある龍体は余の守護神であって、特に神秘な謂れがあるから、詳説しやうと思ふ。時は、昭和四年四月二十一日、春波穏かに、夢の如く、霞立罩(タチコ)めたる、近江の国琵琶湖の湖上、須叟(シュユ)にして、時ならぬ一陣の突風、吹くよと見る間に、...