著述編

栄光

人間の死後と畜生道

私は以前から、人間の死後其罪によっては畜生道に堕ち、再生の暁畜生となるという訳をかいた事があるが、今度其生々しい事実を報告して来たから左に載せるが、之を見たら何人と雖も、最早疑う余地はあるまい。之に就て些か茲に解説してみるが、如何なる訳で畜...
栄光

大乗と小乗

大乗と小乗に就てよく質かれるが、此事に就ては以前にも相当かいた事があったが、どうもまだ徹底しないようだから再び筆を執ったのである。先ず根本から説いてみるが、大乗は緯で小乗は経である。即ち大乗は水で、小乗は火である。だから大乗はどこ迄も拡がる...
栄光

栄光81~90号

■栄光八十一号 昭和二十五年十二月六日 ・大乗と小乗 ・人間の死後と畜生道 ・生野菜 ・この事実 ■栄光八十二号 昭和二十五年十二月十三日 ・神霊の実在 科学で立證さる ■栄光八十三号 昭和二十五年十二月二十日 ・一つの神秘 ・藁に就て ■...
栄光

大いに神書を読むべし

今迄、本教の宣伝方法としては、浄霊と刊行物の二つによって行はれて来た事は知る通りであるが、之からは今一つ座談会、講演会等を、各地に開いて宣伝するのである。之は勿論耳からの宣伝で、今迄の病気治しと目の宣伝の外に、今度から耳の宣伝が加はる訳だ。...
栄光

私と病気

私は十月廿九日の朝、眼が醒めるや身体中が懈(ダル)く、どうしても起きる気にはなれない。手で身体中を触ってみると熱も相当あり、特に下腹の辺りが一番熱い。尤も前の晩寝る時、少し変だなと思ったが、さては其時から始まったに違ひない。別段他に異常も...
栄光

バーナード・ショウ

今度逝去した、世界的文豪というよりも世界的偉人として尊敬されてゐたバーナード・ショウは、私は若い頃から非常に好きな人であった。そんな訳で、ショウ翁に就ての、私の記憶にある色々な事をかいてみよう。ショウ翁を批評する場合、大抵の人は彼は皮肉屋で...
栄光

現当利益

本教は、自画自讃ではないが、現当利益の素晴しい事である。昔から幾多立派な宗教が生れ、今尚キリスト教、マホメット教、仏教の三大宗教を初め、有力なる宗教がそれぞれの地位を確保してゐるが、其殆んどは出発時から、精神方面の救ひを専らとして来た事は誰...
栄光

日本人は欲がない

日本人位、無欲な民族はないと言ったら、読者は定めし驚くであらう。処が立派な事実であるから仕方がない。只多くの人は気がつかないだけである。それを今かいてみよう。実例を挙げてみれば、今日の日本人は、信用といふ事に余り関心をおかない。例えばいつか...
栄光

優しさと奥床しさ

凡そ現代の人間を観る時、最も欠除してゐるものは、優しさと奥床しさであらう。先づ茲では本教を主としてかいてみるが、例えば自分の信仰がどれ程進み、身魂がどの位磨けたかを知るには一の標準があって、これは左程難しい事ではない。何よりも人と争う事を好...
栄光

世界画の完成

私の各論文は前人未説のものが多いが、之は特に破天荒のものであるから、その積りで読まれん事である。抑々現在ある処の凡ゆる既成宗教は、それぞれの特異性があって決して同一のものはない。といふ事は深き神の経綸によるのであって、今日迄その意味を説いた...