之は、霊的による病気の一つであって、霊的の智識のないものからみれば、只不思議でしかあるまいから、概略説明してみよう。
言う迄もなく、此家の祖先の一人に、死んで霊界へ往ってから、何かの執着によって龍神に墜ちたものがある。処が長い間救われないと諦めていたのが、偶々本教の出現が霊界に知れたので、大いに喜び、是非救われたい為に、子供の身体を使ったり、実家の母親に夢を見せたりして、目的を達しようとしたのである。又以前、義姉の子供が死んだのも、気を付かせようとしたのは言うまでもない。そうして川岸に供養に行った時、水が盛り上ったのは、長い間食い物がなく飢えていたので、遮二無二それを取ろうとしたのである。又背中の子供がグッタリしたのは龍神が憑った為であるが、その目的は自分も浄霊して貰いたいからである。之によってみても病気は固より、種々な災いも霊界に大関係のある事を知るであろう。
御光に水死霊救わる
兵庫県F・S
珍らしい霊的病気が癒された御神徳話を御取次させて戴きます、島根県鹿足郡のK様(三五歳)の御子様二人(四歳と二歳)は生れて以来殆んど病気の連続でありまして、医師にも長い間かかり数万円の金を費しましたが一寸も良い方に向わず、しかも子供を連れて行った母親迄医師の所に行くと悪くなり、医師の門から出るとすーとするという様な始末で、日々泣き暮しておられましたが、近所の人より此御道を知らされ、早速昨年八月入信されましたが、御子様は御浄霊を戴いた時は良くなりますが、又しばらくすると悪化するという様な状態で、私達も再三御浄霊をさして戴き、何か霊的原因があることと思いつつも考え当る事もなく経過して居りました処、本年二月二日の朝、四歳になる御子さんがK様の御実家のある、A町に行こう行こうと泣きとおします、そこでふと其処の御主人の義姉の水死した子供の事が気にかかり、もしやと思って早速御実家に参られました。
すると家には、K様の御母上様だけが御在宅でしたが、未入信であるその方はK様の顔を見るや、すぐ「あーよく来てくれた、実は昨晩変な夢を見ました。それはお前が子供の履く小さい藁で作った草履を持って来てお供物として、家の孫の死んだ川の所に行って一生懸命にお祈りしている夢なんですよ」と言われましたので、ますます変に思い早速お供物を準備し、御母様と一緒に目的地迄参りました、そして川端に色々お供して、祝詞、善言讃詞を奉誦していると、とても穏かであった水面は、お祈りしている前だけ物凄い渦が巻き、だんだんと盛り上り、陸面よりも高くなったかと思うと、物凄い勢いで陸の方に寄せて来て、お供物を全部渦の中に巻き込み又水をお供えしたやかん迄も流そうとしたので、驚いてせめてやかんだけはと、すぐ手をのばして取りました、それから又善言讃詞をお誦えして居りますと、今迄背中で静かにしていた子供が急にぐたっとなってしまい死んだ様になりましたので、びっくりして急いで自宅に連れて帰り、先ず御仏壇にお光をあげ、お参りを致しました、すると苦しさの余り呻いていたのが、だんだんと静かになり、目をぱっと開きました、そして、二、三十分御浄霊をしているとすっかり楽になり、夕刻からは段々と元気が出て参り、また下の二歳の子供もすっかり身体の調子がよくなりました、それからというものは、二人共近所の子供と一緒に大変な元気で、毎日遊び廻って居られます、長い間迷い続けて医薬ばかりでなく、色々な神様や仏様にもお祈祷してもらったり、散々悩み続けていたのが、最後にお道で救われると共に、可愛い子供の病気が、思いもかけぬ霊の障りと知らされ、祝詞、善言讃詞の御偉徳を体験され、今は感謝の日々を過されて居られます。
(栄九十六号 昭和二十六年三月二十一日)