光新聞

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神と佛の文字

此二つの文字をあまり解釈したものはみないようである。然るに此二つの文字位人間が尊敬し、憧憬するものはないのであるから、一応知るべき必要があらう。その意味を私としての見解を述べてみる。先づ、神の文字は、示偏に申とかいてあるが、大抵の人は、此申...
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米ソ融和の霊感

現在の世界に於て、人類の苦悩は数え切れない程あるが、その最も王座を占めるものとしては米ソ問題である事は今更いう必要はあるまい。此意味に於て、もし米ソ間の諸問題が解消し、トルーマン氏とスターリン氏が握手するような時が来たとしたら、全人類は如何...
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読売新聞に質す 埼玉の投書事件に就て

本教浄霊の治病効果は、人類史上未だ嘗てない威力を発揮しつつある事実は、経験する者の等しく感激する処であるに拘わらず、此の事実を殊更に眼を蔽うて見ないようにしている者も少なくないことは、新発見の如何なるものも同様の過程を踏む事は、寧ろ普通事と...
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天照大神は幾柱あるか

彼の有名な璽光尊は自分には天照大御神が憑いてゐると言ふ、躍る宗教の北村サヨ女も同じ様な事をいふ。以前私の所へ来た女行者が「天照大御神様は実にお可哀そうだ」と言ふから『如何なる訳か』と聞くと「天照大御神は自分に憑いてゐるが自分は今間借をしてゐ...
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幸福の秘訣

幸福の秘訣などというと、何か特別の魔法でも使ふように想ふかも知れないが、決してそうではない、至極当り前の話である。ただその当りまえの事を世人はあまりに気がつかないのである。今社会全般を見渡した時、真の幸福者は一体幾人あるであろうか、恐らく一...
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神無月

此間、ラジオの宗教時間中、神無月に就て某教教師の話があったが、どうも納得のゆかない点が多々あるから、吾々の見解を述べてみよう。神武天皇以前の日本は史上明かな如く出雲朝が統治していた。其時の中心は、彼の大国主命であって、大国主命は素盞嗚尊の後...
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迷信と科学

迷信は何から生れるかというと、実は科学からだといったら世人は吃驚するだろう。それは斯ういう訳である。現代人は何でも科学で解決が出来るように思っている。而も高等学府を出たものほど、最もそう信じている。ところが実社会にブツかってみると、学校で習...
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生活を娯しむ

今度、社会党々首片山氏が帰朝第一声に曰く、目下欧米各地の民衆は戦争に懲々し、戦争を避けるに懸命で、畢竟、生活を楽しむといふ事に目標を置いてゐるといふ事だ。此生活を楽しむといふ言葉は、所謂、みろくの世の実相であって、吾等の理想でもある。処が、...
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眼を洗う

私は、眼を洗ふ可否を聞かれた場合斯う答える。眼を洗ふ位なら、褌を洗った方がよい、眼は洗ふべきものではない。眼は涙と粘膜で常に洗はれてゐる。之は水や布切より何層倍上等のものだか判らない。困った世の中だ。(光新聞二十六号 昭和二十四年九月十日)
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薬剤亡国論 薬毒怖るべし

八月十六日付朝日新聞「大人の社会科」欄にヒロポンとアドルムと題し左の如き記事があった。織田作之助、太宰治、ミス・ワカナいずれもヒロポン、アドルムと心中したみたいなものだが近くは坂口安吾狂乱?のもとは此興奮剤と催眠剤の中毒だという。ヒロポンを...