救世

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天国は芸術の世界なり

私は、常日頃、芸術には非常に関心を有ってゐる。信者も知らるる如く、箱根、熱海に造営中の庭園や建築等、今迄誰も試みた事のないような、芸術の匂いの高いものを設計して造ってゐる。又以前は絵をよく書いたが今日は忙しくて書く訳にゆかない。といっても今...
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救世51~55号

■救世五十一号 昭和二十五年二月二十五日 ・天国は芸術の世界なり ・幼児の食物に就て ・投書に就て ・借金談義 ・不可解な読売紙の行動 ・おかげばなし批判 事実が示す浄霊の優越性 ・おかげばなし批判 固め療法の無力さ ・おかげばなし批判 医...
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おかげばなし批判 不可解な病状急変

生命を救う現実問題を(本文省略)此の実例に就て注目すべきは、医療である。勿論、脳膜炎には違いないが、注射をするや間もなく全身冷くなり死の状態を呈したというのは不可解である。吾等の経験上脳膜炎の初期としてはそういう事はあり得ないにみて、どうし...
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おかげばなし批判 湿性肋膜の盗汗

心配すべきものにあらず(本文省略)医療は固める方法という事は、常に吾等が言う通りで右の患者がよくそれを物語ってゐる。又動物性食物過量の結果、下痢が続き消化薬を多く服用したとみえて胃下垂を起す等医療によって漸次悪化し死を覚悟する程度迄になった...
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おかげばなし批判 科学に先行の浄霊

毒血を排除せよ 大浄化で安産出来る(本文省略)右の批判右の患者は最初脳膜炎であって激しい嘔吐はその為である。すべて脳に関する病気の重い軽いは嘔吐の回数で判断するのが一番正確である。先づ二三回位の嘔吐ならいいが、五六回以上は生命の危険信号と思...
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新宗教に正信はないか

今日、雨後の筍の如く新宗教が現われ、現在約四百位あるとの話である。処が中にはいかがわしいものも少くない事実は誰も知っているが、之に対しジャーナリストは新聞雑誌に書く場合全部が全部迷信邪教と片づけて了うのも無理はないが、実をいえば全く玉石混淆...
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消化に就て

よく医学が、栄養に関する注意に何々が消化が良いから食えというが、之が大変な間違いである。消化が良過ぎると胃の活動の必要がないから漸次胃は弱化するのである。随而消化の良いものを食い、消化薬を服むとすれば胃は倍々鈍化し弛緩する。それのヒドクなっ...
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抵抗力

よく医学では「病気に侵されないようにするには抵抗力を強くしろ」というが、之は反対である。何となれば抵抗力があるから病気に罹るのである。言う迄もなく抵抗力とは浄化作用であるからである。処が逆理的医学は、病気に罹らないようにするには抵抗力を強め...
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我を去れ

凡そ人間生活上、我程恐ろしいものはあるまい。霊界の修業は我をとる事が第一義とされてゐるにみても知らるるのである。私は以前大本教信者の時お筆先の中に斯ういう一節があった、「神でさえ、我でしくじりたのであるから、我程怖いものはないぞよ」とあり又...
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再び借金を論ず

私は先頃借金是か非かという論文を本欄に載せたが、未だ言い足りない点があるから再び書くのである。というのは現在の世の中を見ると、借金の為に善い結果よりも悪い結果の方が多い事実である。そうして近頃の如く自殺者の多い事は今迄見ない程で、而もその原...