抵抗力

よく医学では「病気に侵されないようにするには抵抗力を強くしろ」というが、之は反対である。

何となれば抵抗力があるから病気に罹るのである。言う迄もなく抵抗力とは浄化作用であるからである。

処が逆理的医学は、病気に罹らないようにするには抵抗力を強めるとなし、薬毒を入れるので反って衰弱する。その為浄化力が発生しない。

抵抗が弱まるから病気に罹らないという訳で、如何に間違ってゐるかが判るであろう。

(救世五十号 昭和二十五年二月十八日)