光新聞

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宗教と自由

今日迄の宗教をみると、宗教には殆んど自由がないといってもいい。其の多くは厳重なる戒律に縛られて身動きも出来ない位で、之が宗教本来の姿と思はれて来た。そういうのを深く検討してみると全く信仰地獄の観がある。そういう宗教に限って何をすべからずとか...
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農業の新発見に就て

最近新聞紙によれば「電熱によって無肥料でも稲作が二倍の増産をした」という発見が出ていたが、この電流による増産法も古いもので、一時は相当注目された事もあったが、何時とはなしに消えて了った。それは一時的であって漸次効果のないことが判るからである...
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自殺者の無責任

何時の時代でも自殺者が絶えない事は誰も知る処であるが特に近来は多いようである。とすれば文化の進歩は自殺とは関係がない事を知るのである。自殺にもその動機が日本と外国とは余程異うように思う。先ず吾等の観る処では、外国人の自殺者は多く精神的苦悩が...
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低能児は治る

現在日本に於る低能児は八十数万と称されている。之だけの数に上る国民が仮に役に立たないとすれば国家の損失は蓋し少なくないであらう。随而、現在国家に於ても適切なる教育を施し、プラス的人間に育成しつつある努力は認められてもいいのであるが、之等も実...
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カンカン先生

私が大本教入信後間もなく先輩者で指導者として仰いでゐた先生があった。此先生は小乗信仰のモデルのような人で信仰の窮屈な事到底ついてはゆけない程であった。その中の二三をかいてみよう。其頃私は東京の京橋に居ったが、その先生は谷中の豊島区という二三...
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憐むべき現代人

今蜜柑が出盛ってゐるので大抵な人は喰ふであらうが、之に就て注意すべき事がある。それは医学では蜜柑は実よりも皮の方が栄養があるとしてゐる。即ち皮にはヴィタミンのA、B、Cが全部含まれてゐるからといって推奨するのであるが、之等も実に間違ってゐる...
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恐怖を除く

吾々の目標とする処は、常に言う如く人類救済にあるのである。としたら、人類救済といふ事は一言にして言えば、人類社会から一切の恐怖を除く事である。勿論その最大なる恐怖としては病気であり、貧困であり闘争である。右の三大恐怖の中その主座を占めてゐる...
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本教を認識せよ

世間の評判によれば、本教は頗る多額な収入があり、教祖初め幹部は豪奢な生活をして居るとの事である。これに就てその噂の出所等その真相を発表するのも無駄ではあるまい。抑々右の如き噂の源はといえば、昨秋当時の新聞を賑はした彼の脱税問題の際、朝日紙が...
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日本文化の特異性

日本人諸君に対って大いに言いたい事がある。といふのは、日本の国柄と日本人としての特異性である。之が心底まで判ったとしたら決して敗戦や亡国のような悲惨な運命にはならなかったのである。よく自分を知るという言葉があるがそれを推ひろめて自分の国を知...
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読売紙から謝罪文 市長さらに抗議す

市長の抗議文に対し読売紙から謝罪状が来たというので、此欄へ掲載の予定で市長にその由を通じた処、市長のいうには「読売社より光紙へ掲載されないようにと言われたので、今の処待ってもらいたい」との事で、遺憾ながらその通りにしたから、読者も諒されたい...