御神書

地上天国

巻頭言

今度の第二年目の秋季大祭を見ての感想を少しかいてみるが、何しろ参拝者は昨年の二倍以上で、而も信者諸君の顔だけみても、晴々としていて、活気が漲っている。之を想うにつけても感慨無量である。というのは昨年の秋季大祭は、アノ事件あって間もない頃とて...
地上天国

巻頭言

久し振りで時局の事を少しかいてみるが、日本の講和問題も、愈々最後の幕となって、今三十一日吉田首相は、総勢四十数人を引き連れ、桑港(サンフランシスコ)へ旅立つ事となったが、先ずは芽出度いとは言えないかも知れないが、結構な事とは言えよう。そこで...
地上天国

巻頭言

近頃浄化が強くなったので、信者の中でも急激に烈しい浄化が起る人があるようだが、一時は苦しいが之も来るべき最後の大浄化の為の準備的お浄めとして、結構な訳なのである。然し何れは世間一般に拡がるとすれば、如何に惨澹たる場面が現われるか、想像するだ...
地上天国

巻頭言

時局は愈々朝鮮戦争も、曲りなりにも平和の段階に移って来たようである。何しろ如何に中共の人海戦術と雖も、国連側特にアメリカの進歩せる武器に遭っては、到底長く太刀向う事は出来ないに決っている。其様な訳で、最初の国連軍を海へ落して了うなどという目...
地上天国

巻頭言

我救世教は、病気治し専門のように思われているが、一般は只病気とさえ言えば、肉体のみの悩みと思っているが、此観方は実に違ってはいないが、洵に小さい観方である。若しそれだけとしたら、本教の病気治しは進歩した医学でしかない事になるが、之だけでは本...
地上天国

巻頭言

此欄は、いつも時局の事ばかりかいているから、本号は別の事をかいてみよう。昨年アノ事件後、私は散花結実であるといったが、其後月日が経つにつれて、その形が如実に顕われて来た。即ち近頃本教を理解する人々が増えると共に、新しい信者も月々に殖えるよう...
地上天国

巻頭言

朝鮮の動乱も、暫く燻っていた処、最近に至り、俄然火の手が上ろうとする気配が見えて来た。何しろ今度燃え始まったら大変な事になろう。或は世界を焼き尽す劫火となるかも知れないからである。外電の報ずる処によるも、満洲爆撃は、第三次戦争の口火となるか...
地上天国

巻頭言

愈々 朝鮮の戦争も持久戦の形となって来た。然し斯うなると共産軍の方は、歩が悪く苦戦となろう、といっても此儘お終いにもならず、今後の迂余曲折(ウヨキョクセツ)は仲々見透しがつかないであろう。何しろ背後にはソ聯が控えているし、中共と雖もまだまだ...
地上天国

巻頭言

愈々、世界は無気味の空気が濃厚となって来た。勿論第三次大戦の不可避である事は、誰が目にも疑い得なくなった。といっても今直にそうなるとは思えないが、時の流れは仲々油断は出来ない。そうして米国初め聯合各国の軍備は、碌々出来ていないので、ソ聯の軍...
地上天国

大乗たれ

私はいつもいう通り、大乗の悪は小乗の善であり、小乗の悪は大乗の善であるという事であるが、此肝腎な点をどうも忘れ勝ちな信者があるが、之は大いに反省して貰わなければならないのである。判り易く言えば、何事も大局的見地から観察するのが大乗的観方であ...