自観叢書 広吉の霊 私は霊的研究と治病の実験を併せ行はふとした最初の頃である。それは十九歳になる肺患三期の娘を浄霊した。二回の浄霊で些か効果が見え第三回目の時であった。私が浄霊にかかると側に見てゐた娘の母親であるM夫人(五十歳位)が突然起上って中腰になり、その... 2020.09.04 自観叢書
自観叢書 天国と地獄 天国は曩に述べた如く上位の三段階になっており、第一天国、第二天国、第三天国がそれである。第一天国は最高の神々が在しまし、世界経綸の為絶えず経綸され給ふのである。第二天国は第一天国に於る神々の補佐として、それぞれの役目を分担され給ひ、第三天国... 2020.09.04 自観叢書
自観叢書 死後の種々相 死にも種々あるが、脳溢血や卒中、心臓麻痺、変死等の為、突如として霊界人となる場合があるが、何も知らない世人は病気の苦痛を知らないから寧ろ倖せであるなどといふが、之等は非常な誤りで実は此上ない不幸である。それは死の覚悟がない為霊界に往っても自... 2020.09.04 自観叢書
自観叢書 祖霊と死後の準備 抑々死に際し霊体離脱の状態は如何といふに、之に就て或看護婦が霊視した手記が相当よく書いてあるから記してみよう。之は西洋の例であるが人によって霊の見える人が西洋にも日本にも偶々あるのである。私は悉しい事は忘れたが、要点だけは覚えてゐるがそれは... 2020.09.04 自観叢書
自観叢書 霊界と現界 抑々、宗教に関心を持つ場合先づ徹底的に理解するには、どうしても霊界と現界との関係を知らねばならない。何となれば宗教信仰の対象は神仏であり、神仏とは霊であるからで肉眼では見る能はざる以上、理論のみによって実態を把握せんとしてもそれは木によって... 2020.09.04 自観叢書
自観叢書 霊界の存在 抑々、人間は何が為に此世に生れて来たものであらうか。此事を先づ認識せねばならない。それは神は地上経綸の目的たる理想世界を建設せんが為人間を造り、それぞれの使命を与へ、神の意図のままに活動させ給ふのである。原始時代から今日の如き絢爛たる文化時... 2020.09.04 自観叢書
自観叢書 序文 此著は私が弍拾数年間に渉って探究し得た霊界の事象を、出来るだけ正確を期し書いたもので、勿論作為や誇張などは些かもないつもりである。抑々今日学問も人智も進歩したといふが、それは形而下の進歩であって、形而上の進歩は洵に遅々たるものである。文化の... 2020.09.04 自観叢書
自観叢書 無肥栽培の報告を読んで 初めて無肥料栽培を実施した作物の、その殆んどは最初の数ケ月は、発育が悪く、茎も細く葉も黄色で、有肥の田畑と較べて頗る見劣りがする。といふ事は試作者の異口同音に唱える声で、中には夜も寝られない程心配する者さえあるといふ事実で、之に就て私は注意... 2020.09.04 自観叢書
自観叢書 無肥料栽培 私は今無肥料栽培に就き解説するに当って先づ根本理論から説いてみるが、抑々土とは何ぞやと言ふことである。言ふ迄もなく人間生命を保持すべき最重要なる五穀野菜を生育すべく、造物主が造られたものに違ひない。従而土そのものゝ本質は神秘幽玄なるものであ... 2020.09.04 自観叢書
自観叢書 序文 私によって提唱された無肥料栽培の理論ほど、読む者をして其あまりに異説に唖然とし、到底信じられないといふのが一般の観方である。事ほど左様に、農作物ばかりではない、人間自体が肥料中毒に罹ってしまってゐるのである。然し、私の唱える説であるが為、相... 2020.09.04 自観叢書