世界救世教

明日の医術

一○、耳鼻疾患

耳の病気としては、中耳炎、耳鳴、耳垂、聾耳等であらう。中耳炎は曩に説いたから省くが、耳鳴は医学上原因不明で、治療の方法は無いとされてゐるが、本療法では、如何なる耳鳴も必ず治癒したのである。そうして、原因としては、内耳又は内耳に近い頭脳部、顳...
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九、眼病

茲で、眼病に就ての医学の誤謬を説いてみよう。最も多いとされてゐるトラホーム及び濾胞性結膜炎を採り上げてみよう。之は人も知る如く眼球に異状はなく、眼瞼の裏に発疹が出来るので、トラホームは上瞼、濾胞性結膜炎は下瞼が主である。医学に於てはトラホー...
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八、近眼

曩に統計に示した如く、近来、日本人に最も多い病気として近眼がある。医学に於ては絶対不治であるとし、止むなく眼鏡によって補はうとしてゐる。然し、眼鏡使用は非常に悪いのであって、眼鏡をかけ始めれば、近眼の度が増々進むといふ事実は人のよく知る処で...
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七、脳疾患

近代人に特有の脳に関係ある疾患を説いてみよう。今日最も多いのは、何といっても脳神経衰弱であらう。症状としては、頭痛、眩暈、圧迫感、朦朧感、焦燥感、憂欝症、不眠症等である。右の中最も多いのは慢性頭痛であるが、之は何が原因かといふと、最初、感冒...
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六、心臓病及び高血圧

心臓病は、医学上大体狭心症、弁膜症、肥大症等に別けられてゐる。狭心症は、発作的に突如として、胸部一面激烈な痛みと圧縮感、呼吸切迫等、その苦痛は名状すべからざる程で、寔に恐るべき病気である。重症は一回の狭心症によって生命を落す事さへあるが、大...
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五、喘息

医学上、原因不明で、治癒不可能とされてゐる病気に喘息がある。之も日本人に頗る多い病気であるから、詳説してみよう。喘息は、医学に於ては二種に分けられてゐる。即ち心臓性喘息と気管支性喘息とである。即ち、前者は発作的であって、発作の起るや激しい呼...
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四、肋膜炎及び腹膜炎

肋膜炎及び腹膜炎も相当多い病気である。先づ肋膜炎から説いてみよう。此病気は医学では三種に別けられてゐる。湿性肋膜炎、化膿性肋膜炎、乾性肋膜炎である。元来肋膜炎は、肺臓を包んでゐる膜と膜との間隙に空虚が出来、そこへ水即ち尿が溜るのを湿性肋膜炎...
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三、腎臓及び糖尿病

次に、最も多い病気に腎臓病がある。之は急性と慢性とあるが、世間、腎臓病と称するものは其殆んどが慢性であって、急性は極稀である。急性の症状は、四十度前後の高熱を出し、背面腎臓部の左右両方か又は一方が激痛を伴ふのである。此場合激痛の為、腰を動か...
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二、胃疾患

日本人に最も多い病気に胃病がある。此病気は世人も知る通り種々の症状があるが最初の発病は殆んど軽症であるに拘はらず、療法や摂生の誤謬の為、漸次慢性症状となり、一進一退の経過をとりつつ、終に、悪性に移行するといふのが大部分である。 故に、一度此...
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一、扁桃腺炎、盲腸炎、手術

現代医学の診断に於て、誤謬の頗る多い事は、多数の患者を取扱はれた経験豊富の医家はよく知ってゐる筈である。何よりも医科大学に於て、診断と解剖の結果とを照合してみれば、思半ばに過ぎるであらう。先づそれ等に就て、事実によって順次解説してみよう。近...