岡田茂吉

栄光

BCG問題

昨今BCG問題が喧しくなって来て、言論機関も旺んに論議されており、医家の間でも賛否両論に分れていて、仲々決著はつかないようである。そうして此問題の起りというのは、先頃米国ミネソタ大学の教授マイヤース博士が、BCGの有害無益論を、八月十八日発...
栄光

舌に代えて

今度又、本教宣伝部から講師として、九州地方へ派遣の松井、鈴木、アザブ、鹿島の四氏は、出張に際し私の原稿を是非貰いたいというので、書いたのが左記の論説で、之を掲載する事にした。私は今日の講演会に就て、直接皆さんにお話したいのでありますが、何分...
栄光

禽獣までも

近来、人間ばかりではなく、家畜の社会も大いに病気が増えたようである。これが生産面に及ぼす影響も、仲々馬鹿にならないのである。之は全く近来流行の注射の為である事は間違いないので、何とかして此誤りに目覚めさせたいと思うが、それが仲々むづかしい。...
栄光

大宅壮一という人

此人は不思議な頭脳の持主である。今度も東京日日の「蛙のこえ」で、三回に亘って例の通り巧妙に私の悪口を書いたが、此人は廿年も前から、親の仇のように私を狙っていて、根気よく時々私の悪口を新聞に出している。処が今度の記事は、今迄にない御念の入った...
栄光

医学の革命

私は神の命によって、人類救済の大業を日夜力の限り遂行しつつある事は、今更言う迄もないが抑々人類を救うべき其根本は、人類残らずを霊肉共に健康体にする事である。之さえ成功するとすれば、私の唱える病貧争絶無の世界は必ず実現するに決っている。いつも...
栄光

一種の罪悪

私はいつもいう通り、常に邪神と闘っているが、此具体的表われとして、私が力の限り悩める人を救い、不幸に沈淪している人を幸福な境遇に導くべく、筆に口に霊的活動に専心努力しているに拘わらず、一方には私の此仕事が癪に障って堪らないらしい人がある。此...
栄光

医学迷信

現代医学が、如何に素晴しい迷信であるかは、吾々にして初めて言い得ると共に、一日も放っておけない重大問題である事を叫びたいのである。処が之に輪をかける事実は、唯物医学と吾々の宗教医学とは、テンデ比べものにならない程の異いさで、月とスッポン処で...
栄光

インテリの不具者

之は些か言い難い話だが、現在のインテリゲンチャは、一種の不具者と私は思っている。いう迄もなく、信者は知っているであろうから、茲では未信者を相手としてかいてみるが、現在のインテリ階級の思想を検討してみると、唯物神の信者である事は言うまでもない...
栄光

今の医学

今日の医学は、赤裸々にいえば、病気の治る医学ではない、治ると思う医学である。否治ると思わせる医学であって、それ以上の何物でもない。成程人間の身体を研究材料として、病気の治る医学を発見しようとして努力はしているが、仲々思うようにならないのが事...
栄光

本教の強味

標題の如く、他の如何なる宗教にも見られない強味を、本教は有(モ)っている事で、それを今茲にかいてみよう。という其主なる点は経済面である。普通宗教と言えば、昔からその宗派なり団体なりを維持運営する為の費用は、全信徒からの寄附によるのは勿論であ...