禽獣までも

近来、人間ばかりではなく、家畜の社会も大いに病気が増えたようである。これが生産面に及ぼす影響も、仲々馬鹿にならないのである。之は全く近来流行の注射の為である事は間違いないので、何とかして此誤りに目覚めさせたいと思うが、それが仲々むづかしい。勿論神の慈悲は、禽獣虫魚に迄及ぶので、浄霊を受ける家畜は実に幸運でありそれを飼う人間迄も、御蔭を蒙るのだから、早く本教を弘めて、家畜迄も救ってやりたいと思うのである。

左記の例は僅か入信三カ月の信者が、家畜をドシドシ治した報告で参考になると思うので、此文を添えた訳である。

奇蹟!
豚一分間の浄霊で救わる

熊本県 F・T

入信以来三カ月、 数々の御守護、 御神徳を戴き、 お蔭を以ちまして日一日と明るい光明の生活をさせて頂いて居ります事は、偏えに明主様の絶対なるお力徳のしからしむる処と深く深く感謝致して居ります、 入信未だ日浅いにもかかわらず、幾多の奇蹟と御教えを戴き、体験を通して薬毒の恐ろしさを知らされ、今更の様に身の縮まる思いで御座います、さて私が入信させて頂きましたのは家業が家畜商(豚の仲買)である関係上、豚の病気に就ても数多く見ては来ましたが、勿論此お道を知らない人達とて発病するや、すぐ獣医に診断を求め治療を受けた訳ですが往々誤診や誤療もあり、空しく死んで行く姿も目の辺り数多く見て居りましたので、此物言わぬ家畜の完全な治療法は無い物かと、夢の様な事を常日頃頭に画いて居たので御座います、他人に話せば笑われるのが関の山なので、私一人で胸中深く秘めて、此すばらしい空想否理想の実現を毎日夢見て居りました、併しこの私の空想が或る日現実として実現したのであります。

奇蹟!そうです全く奇蹟であります、それは或る日商用で或る養豚家の家を尋ねました処、一人の青年が熱心に病豚に向って手をかざして居る姿を発見したのであります、余りに奇異な姿に色々とお尋ねして見ました処、世界救世教で御浄霊をして居るのだとのこと、其人は同教の信者でOさんという人だという事も分りました、併し氏の話は今迄一度も聞いた事もない事丈に、私にとっては中々うなずけませんでした、今にして思えば汗顔の至りで御座いますが、議論数十回遂に私は私の求めて居るものは是だ!との確信を得ましたので、只の一回の御浄霊を受けた訳ではありませんが入信、御守様拝授の光栄に浴した訳であります、前に申し述べさせて頂きました様に、商売上まず最初に御浄霊をさせて戴きましたのは豚で御座いました、約三〇分間の御浄霊で、二日間全然何も喰べなかった豚が喰べる様になった時の嬉しさは、思わず「明主様」と叫び、此偉大なる御神徳に涙がとめどなく落ちて参りました、罪多き至らぬ私如き者迄、かかる御恵みを戴けるとは全くもったいない話であります、

之に自信を得、力付けられました私は、それから三カ月、今日迄に妻の歯痛、胃病、乳腫れ、先輩知人の腫物、頭痛、脚気、腹痛と数限りなくお救いを戴き、只々明主様の御力の絶対であり、此絶対の御救いの道に入れて頂いた幸福をしみじみと感じて居ります、今日迄に浄霊させて戴いた豚の数も三十二、三頭に及び、其内完全にお救いを戴けず致し方なく肉豚にしたのは四頭丈で御座いました、今にして思えば此四頭の豚は、何れも獣医が来て注射や脱腸をし、氷で冷した豚許りで御座いました、特に面白い対照的であったのは、八月三〇日の二頭の豚でありまして、内一頭は市内でも有名なS氏所有の雄豚でした、朝早くS氏が来宅せられ、「F君豚が二日も何も喰べないから見てくれないか」と言われましたので早速行って見ました処、 氷水で全身を冷してありましたので 「冷さない方がよいですよ」と言って冷す事を中止させ、約一時間許り御浄霊させて戴きましたが何の変化もありませんでした(今迄の体験では大抵二、三十分で殆んどが御守護を戴いて居ります)。私は朝食前でありましたので後刻再び参上する事を約束して帰宅しますと、今度はK氏が「豚の工合が悪いから見てくれ」と来て居られましたので、朝食後K氏宅に行って見ました、豚は足を痛めたらしく引きずる様にして、丸二日間何も食べないとのことでした、念の為獣医の来診の有無を尋ねました処、来て居ないとの答えでした、早速祝詞を奏上し御浄霊をさせて戴きますと、忽ちにして喰べ始めました、其間約一分! K氏も驚嘆されましたが私も全く余りの偉大なる御神徳に茫然となって了いました。その後K氏宅にはお伺い致して居りませんが足の方も二日後にはさっぱりと良くなった相であります、

一方S氏の豚は何回かの御浄霊にもかかわらず、何等の効果なく、遂にS氏も亦氷水で豚を冷し始められましたので私も御浄霊する事を断念致しました、後でS氏にお伺いしました処、獣医によってペニシリン数本を打ち、 脱腸をしたとの事でした、 その夜私は色々と考えて一つの結論を見出しました、それは薬毒の作用している豚は、如何にしても救われず死んでゆくことで御座います。

此結論を得ました時に今迄私達の考えていた薬、否薬毒の恐ろしさにゾッと身のすくむ様な思いが致しました、噫々恐ろしき哉薬毒! 今迄私達の病気を救ってくれる物とばかり信じて居た薬? それは世にも恐ろしい毒物でした、 私は入信以来三カ月、豚を実験台にして明主様の御教え、薬毒の意味を味わったので御座います。

人体も勿論豚と同様な事は言う迄もありません、私は此貴重な体験を通して、今後御浄霊に、地上天国建設に御奉仕させて頂き度いと張切って居ります、想えば私如き者にさえ、明主様の御教えと、救いの力を戴けてある事は何と御礼を申し上げてよいか分りません、過去を振り返り、現在の自分を見、将来を想う時、変らせて戴いているのだ!救って頂きつつあるのだ、とひしひしと身に沁みて考えさせられます、此上は更に一層決意を新たにし、身魂磨きに精進させて頂く覚悟で御座います、又此処まで自分をお導き下さったA先生、Oさんに厚く御礼を申し上げると共に、謹んで明主様に御報告させて頂きます、有難う御座いました。

(栄光百二十九号 昭和二十六年十一月七日)