御神書

栄光

医学断片集(二十九)

近来流行の牛の脳下垂体埋没法によって、若返るとか、禿に毛が生えるとか、背が伸びるとか、皺がなくなるとか、疲れなくなるとか、まるで牡丹餅で頬ッペタを叩かれるような、うまい話ずくめなので、その専門の医師が雨後の筍のように増え、最近東京都内だけで...
栄光

宗教以上のもの

これは私がいつもいう事だが、我救世教は宗教ではなく、宗教以上のものである。宗教とは読んで字の如く、宗祖の教えであるから、例外なく御説教が主になっている。つまり口で説き筆で教えるので、経文でもバイブルでもそれであるから、今までは兎も角右の方法...
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大恐怖時代来らん

この題を見たら誰しもギョッとするであろう。信者はそうでもあるまいが、初めて見た人はそう思うに違いあるまい。この事に就いては普段から私は凡ゆる面から説いて来たが、その時期が大分近ずいたようだから、茲に徹底的にかこうと思うのである。勿論霊界に於...
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無神論のカチカチ遂に往生す

この人位無神論者の代表者ともいうべき人は珍しいと思う。処がこんな人でも長い期間何だ彼んだと言いながら、遂に信者となり、人助けまでするようになったのだから神様の力の如何に偉大であるかがわかるであろう。しかしながらこのような人は、世の中には沢山...
栄光

医学断片集(二十八) 効果の言葉

医師はよくこの薬なら、この療法なら効果があると曰われるが、この言葉はどうも一時的苦痛緩和の意味でしかない感じがする。ではどういうのが本当かというと、ズバリ一言この療法なら必ず治るという言葉こそ、力強く響き安心がゆくのである。それが確信ある正...
栄光

スポーツマン早死の理由

今日世間で最も不思議に思っていることはスポーツマンの人達が割合早死である事である。何しろ体育協会の会員であり、体育に就いては常から出来るだけ錬磨しているに拘わらず、右の如くであるとすれば、茲に疑問が生ずるのは当然である。特に結核の多い事も衆...
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風邪引結構

昨今何処も彼処も風邪引流行で、アチラでもゴホン、コチラでもゴホンで、都会も田舎も咳の騒音地獄だ。そうかと思うと例のマスクの氾濫で、人間窒息機械か、緘口具(カンコウグ)のような変なものを掛け始めたのをみると、さぞ窮屈だろうとお察しするが、御...
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医学断片集(二十七) 医師の無責任という言葉

よく御蔭話にもある通り、医師を無責任だといって憤慨する人があるが、これは本当のことを知らないから、そう思うのも無理はないが、事実はこうである。それは医師も良心的に治そうとして一生懸命治療をするのだが、思うように治らないので、冷淡にならざるを...
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一人が百人

本教信者が、一生懸命浄霊や言霊によって一人の信者を作り、ヤレヤレと思うその時は、只手を引いて門内へ入れただけのことで、中々安心は出来ない。どうしても御座敷へ案内して、家の内部の肝腎なところを見せなければ、本当の信者になったとは言えないのであ...
栄光

医学断片集(二十六) 体質

よく医師は体質という事を理由にするが、これは一寸聞くと尤もらしいが、実は一種の遁辞でしかないのである。なる程人間には体質というものもあるにはあるが、病気に対して殆ど関係はない。それは吾々の経験上からも言えるので、実をいうと体質とは、その患者...